海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
俳優の阿部寛さん主演で2005年7月期にTBSの金曜ドラマ枠(金曜午後10時)で放送され、社会的ブームとなった「ドラゴン桜」の約15年ぶりの続編が、今夏から同局の「日曜劇場」枠(日曜午後9時)で放送されることが3月10日、明らかになった。続編のタイトルは「ドラゴン桜2(仮)」で、主人公の弁護士・桜木建二役は阿部さんが続投。原作は、2018年からマンガ誌「モーニング」(講談社)で連載中の三田紀房さんの「ドラゴン桜2」で、前ドラマの原作である「ドラゴン桜」の10年後を描いている。
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「ドラゴン桜」は、元暴走族で弁護士の桜木が倒産寸前・低偏差値の私立龍山高校にやって来て、超進学校に生まれ変わらせようと生徒と共に奮闘する姿を描いた。桜木の歯に衣(きぬ)着せぬ物言いをする姿などが話題となった。さらに、東京大学合格のため、「1日16時間勉強法」、物理の公式の実践、卓球やトランプをしながらの計算といった「桜木メソッド」と呼ばれる勉強法も注目を集めた。
平成から令和へと時代が移り変わり、大学受験を取り巻く社会的背景も変化の時を迎えている。2019年度をもって「センター試験」が廃止され、2020年度から新たに「大学入学共通テスト」が実施されることが発表。「大学入学共通テスト」は、今までの知識量の多さを問う問題より、知識の使い方や思考力、表現力を問う問題が多くなるといい、インターネットやAI(人工知能)などの発展で“考える力”がより必要とされる社会へ変化してきたことがその要因と言われている。「ドラゴン桜」の続編は、今回の受験制度改革に合わせて制作を決定したという。
前作で龍山高校を退職してから、その功績を買われて弁護士として私立大学の経営指導をするべく各地を転々としていた桜木。10年前の龍山高校は偏差値30ながら東大合格者を出したが、桜木退職後は下降の一途をたどっていた。桜木は、その窮地を救うべく、再び龍山高校へ……という展開が描かれる。
前作では、生徒役で山下智久さん、長澤まさみさん、小池徹平さん、新垣結衣さんといった実力派俳優が出演。続編の生徒役は、現在1000人にも及ぶ応募の中から選考されているといい、どんな顔ぶれがそろうのかにも注目だ。
前作から15年たって、再び桜木建二を演じさせていただくこととなりました。この15年で受験生や学校を取り巻く環境は大きく変わりました。当時の常識が、今は通用しません。そんな現代においても、バカとブスほど東大に行け!と、一つもぶれることなく生徒を指導する桜木の姿を信じています。今作も桜木なりの最短距離なやり方で、東大合格に挑んでいきます。
「ドラゴン桜」新作ドラマをお届けできることを、とてもうれしく思います。今の時代はITやSNSをフルに活用した勉強の仕方となり、受験の世界は15年前と比べて激変しています。それでも、子供たちが目標に向かって懸命に努力する姿は変わらない。何が変わり、何が変わらないのか、パート1と見比べるのも面白いのではないでしょうか。日曜日の夜、ご家族ご一緒に楽しんでいただければ幸いです。
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