テセウスの船:“タイトルの意味”に視聴者「身震い!」 視聴率瞬間最高をマークしたのは、あのシーン!

連続ドラマ「テセウスの船」最終話のワンシーン(C)TBS
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連続ドラマ「テセウスの船」最終話のワンシーン(C)TBS

 俳優の竹内涼真さん主演の連続ドラマ「テセウスの船」(TBS系、日曜午後9時)の最終第10話が3月22日、25分拡大版で放送された。同話ラストの心(竹内さん)や文吾(鈴木亮平さん)ら佐野家が集まるシーンで、タイトルでもある「テセウスの船」についての独白が入ると、視聴者からは「そういうことだったのか!」「タイトルの意味を理解できた!」「意味が分かって身震いした!」「鳥肌が立ったー!」といった声が多数上がり、盛り上がりを見せた。ツイッターでも「#テセウスの船」が世界トレンドの1位に入った。

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 ドラマは、マンガ誌「モーニング」(講談社)で連載された東元俊哉さんの同名マンガが原作。最終話では、文吾が駐在所のワープロから犯行を記した日記が、庭から青酸カリが発見され、逮捕された。さらに、文吾は一連の事件容疑を認めて自供し、心と和子(榮倉奈々さん)は文吾から「家族の縁を切る」と言われ、ショックを受ける。そんな中、事件の真相を追う心の元に黒幕から最後のメッセージが届く。それは、心に究極の選択を迫るものだった。過去を変えて家族の未来を救うため、心はある決意を固める……という展開だった。

 最終回のラストは、「戦に勝利した英雄、テセウスの船を後世に残すため、朽ちた木材は次々と交換され、やがて全ての部品が新しい物に取り換えられた。さて、ここで矛盾が生じる。この船は最初の船と同じと言えるのだろうか……」というナレーションと共に、心が由紀(上野樹里さん)のおなかに子供がいることを文吾と和子らに報告。文吾が「未来(みく)」と名付けたいと提案するというシーンだった。心は存在するが、“過去にタイムスリップした心”ではないという矛盾。ギリシャ神話がモチーフとなった逆説(パラドックス)を示すタイトルの意味が回収された。

 また、最終回の平均視聴率は19.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。第8話の15.3%(同)を大きく上回り、番組最高の数字で有終の美を飾った。心が由紀のおなかに子供がいることを文吾ら家族に報告したシーンが瞬間最高の21.5%(同)をマークした。

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