スカーレット:視聴率20.7%で最終週大台スタート 武志の「生きていたい…」に視聴者もらい泣き

NHKの連続テレビ小説「スカーレット」のヒロイン・戸田恵梨香さん
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NHKの連続テレビ小説「スカーレット」のヒロイン・戸田恵梨香さん

 女優の戸田恵梨香さんが主演を務めるNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」の第145回が3月23日に放送され、平均視聴率は20.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。ドラマは同日から最終第25週「炎は消えない」に突入し、20%の大台に乗せ、好スタートを切った。

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 第145回では、念願の作品を完成させた息子・武志(伊藤健太郎さん)。その出来と充実した表情に喜美子(戸田さん)も喜ぶ。しかし、達成感を味わう武志に異変が起きていた。通院して大崎医師(稲垣吾郎さん)に薬の副作用で味覚がおかしいと告げる武志。家では八郎(松下洸平さん)が武志の作品の完成を祝おうと食事を準備するが、武志は八郎に突っかかり、やり場のない感情を初めて爆発させる。実は同じ白血病で闘病していた高校生が亡くなる前に書いた手紙を受け取っていた……。

 手紙には「川原たけしさんへ おれは」としか記されておらず、武志は「書きたいこといっぱいあったんやろな。それが、『おれは』で終わってんねんで」と涙を流し、「お母ちゃん、俺もう、終わりじゃない……。生きていたい。生きていたい……」と気持ちを吐露する。

 SNSでは「生きてほしい武志」「今まで誰に対しても弱音を吐いてこなかった武志の本音……。つらいな……」「ようやく怒ることができたね武志」「やっと本音が言えて良かったと思う半面、見ていて耐えられない」「武志で3回泣いてしまった」「武志の絞り出した心の声にもう……」「武志の涙で私もボロ泣き」と反響があった。

 「スカーレット」は、101作目の朝ドラで、焼き物の里・信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとなる“究極の働き女子”川原喜美子の波瀾(はらん)万丈の人生を描く。脚本を人気ドラマ「ホタルノヒカリ」シリーズなどで知られる水橋文美江さんが手がけ、語り(ナレーション)をNHKの中條誠子アナウンサーが担当。主題歌は、ボーカリスト越智志帆さんのソロユニット「Superfly」のオリジナルソング「フレア」。

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