古舘伊知郎:29年ぶり朝ドラ出演 「エール」で主人公に近づく興行主に 司会担当の番組内で発表

「エール」鶴亀寅吉役で29年ぶりに朝ドラに出演する古舘伊知郎さん (C)NHK
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「エール」鶴亀寅吉役で29年ぶりに朝ドラに出演する古舘伊知郎さん (C)NHK

 俳優の窪田正孝さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」(総合、月~土曜午前8時ほか)に、フリーアナウンサーの古舘伊知郎さんが出演することが4月23日、分かった。古舘さんが司会を務める同局の番組「ネーミングバラエティー日本人のおなまえっ!」内で発表された。

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 古舘さんは1991年放送の「君の名は」以来、29年ぶりの朝ドラ。「エール」では愛知県で音楽関係の興行を取り仕切る鶴亀寅吉(つるかめ・とらきち)を演じる。国際作曲コンクールで入賞した主人公・古山裕一(窪田さん)の音楽会を開催したいと申し出る人物で、ドラマには第5週(4月28日放送の第22回、5月1日放送の第25回)に登場する。

 制作統括の土屋勝裕チーフプロデューサー(CP)は、「古舘伊知郎さんの軽妙な語り口が、この役にピッタリと思ってオファーしました。鶴亀寅吉という縁起の良さそうなお名前。そんなお名前にふさわしいかどうかは、ドラマを見てのお楽しみ! ということで、ぜひ『エール』の古舘伊知郎さんの登場をお楽しみに!」とコメントを寄せた。

 「エール」は、昭和という激動の時代に、人々の心に寄り添う曲を数々生み出した作曲家・古山裕一と、裕一の妻で自らも歌手になる夢を追い続ける音(二階堂ふみさん)の音楽と共に生きる夫婦の物語。

 全国高等学校野球選手権大会の大会歌「栄冠は君に輝く」や、プロ野球・阪神タイガースの応援歌として知られる「六甲おろし」などを手がけた福島県出身の作曲家・古関裕而(ゆうじ)さんと、その妻・金子(きんこ)さんがモデルで、男性主人公の朝ドラは2014年度後期の「マッサン」以来約6年ぶり。主題歌はボーカルグループ「GReeeeN」の書き下ろし曲「星影のエール」で、語り(ナレーション)は声優の津田健次郎さんが担当する。

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