リスタートはただいまのあとで：古川雄輝＆竜星涼W主演で映画化　2020年秋公開

　ココミさんのボーイズラブ（BL）マンガ「リスタートはただいまのあとで」（プランタン出版）が、俳優の古川雄輝さんと竜星涼さんのダブル主演で映画化されることが4月30日、分かった。2020年秋に公開される。古川さんは都会の生活に疲れて人生挫折中のツンデレ男子の孤塚光臣、竜星さんが田舎暮らしの方言おっとり男子・熊井大和を演じる。

ウナギノボリ

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　映画は、都会の会社を辞めて10年ぶりに田舎に戻った光臣が、近所で農園を営んでいる熊井のじいちゃんの養子・大和と出会う。大和のことを「なれなれしくてウザいやつ」と思っていた光臣だが、農園の手伝いを始めると、次第に大切な存在に変わっていく。ある夜、酔いつぶれた2人だったが、目が覚めた光臣は寝ている大和に思わずキスをしてしまい……という展開。

　監督は、「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」（三木康一郎監督、2016年）や「パーフェクト・ワールド 君といる奇跡」（芝山健二監督、2018年）、「旅猫リポート」（三木康一郎監督、2018年）などをプロデュースした井上竜太さん。今作で長編映画監督デビューを果たす。

　今作は長野県千曲市と上田市で撮影され、美しい景色と豊かな大自然も見どころの一つとなる。また「日本全国公開拡大プロジェクト」と名付けられたクラウドファンディングが、「Motion Gallery」で実施される。期間は6月30日まで。

　◇古川雄輝さんのコメント

　監督にはデビュー当時からお世話になっており、今回、監督の初の長編映画で主演を務めさせていただき非常に光栄です。デビュー時からの恩返しをしたいという強い思いを持って作品に挑みました。長野の田舎町で泊まり込み、大自然の中でスタッフとキャストが一丸となって作り上げた作品をぜひ劇場でご覧ください。

　◇竜星涼さんのコメント

　まだこれが恋なのかさえも……きっとどなたにでもある異性への感情が同性にも起こり得るその過程を丁寧に描いた新しい作品になっています。自分に足りないものを2人で補いながら新しいステップへと進む姿はとても美しく、たくましく見えるはずです。ぜひ新しい愛のかたちを映画館でお確かめください。

　◇井上竜太監督のコメント

　誰もが、日々の生活の中で、悲しみや孤独を感じ、押しつぶされそうになることがあると思う。そんなとき、寄り添ってくれる人がいることで、どんなに救われることか。そして勇気をもらえることか。疲れた心を優しく包む映画を目指して作りました。この映画が皆さんの心の癒やしになれれば幸いです。