俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第17回「長良川の対決」が5月10日に放送され、平均視聴率(世帯)は14.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。
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ここまで物語を大いに盛り上げてきた、“美濃のマムシと恐れられた男”斎藤道三(本木雅弘さん)の最期や、光秀(長谷川さん)と叔父・光安(西村まさ彦さん)との涙の別れも描かれた。また、ドラマは次週第18回「越前へ」(5月17日放送)から「越前編」へと突入する。
第17回「長良川の対決」は、尾張では、道三が越前へ落ち延びられるよう取り計らったにもかかわらず、それを拒んだとして帰蝶(川口春奈さん)が憤っていた。道三が劣勢であることを聞いた信長(染谷将太さん)は、いてもたってもいられず兵を引き連れて飛び出していく。
光秀は、明智荘を守るべく、光安と共に道三に味方することを決める。ついに長良川を挟んだ戦いが始まった。一進一退の攻防が続く中、自ら大軍を率いて押し寄せる高政により、次第に道三軍の敗色が濃厚になっていく……と展開した。
「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。若いころ、下克上の代名詞・美濃の斎藤道三を主君として勇猛果敢に戦場を駆け抜けると、その教えを胸に、やがて織田信長のもとで、多くの群雄と天下を巡って争う智将・明智光秀が主人公。ドラマでは謎めいた光秀の前半生に光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇となっている。
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