るろうに剣心:実写映画最終章が来年GWに公開延期 主演・佐藤健「必ずまたお会いしましょう」

映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」に出演する佐藤健さん(右)と武井咲さん(C)和月伸宏/集英社 (C)2020映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会
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映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」に出演する佐藤健さん(右)と武井咲さん(C)和月伸宏/集英社 (C)2020映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会

 和月伸宏さんの人気マンガを俳優の佐藤健さん主演で実写化した映画「るろうに剣心」(大友啓史監督)シリーズの最終章「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」の公開日が延期されたことが5月27日、明らかになった。2作で構成される最終章は、7月3日、8月7日の公開を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、2021年のゴールデンウイークに2作連続で公開される予定。

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 公開日延期を受けて、佐藤さんは「皆様が安心して映画館に足を運べる日が一日でも早く返ってくることを願うと共に、そのためにも今後も一歩一歩着実に歩みを進めていくことが大事だと感じています」と話し、「来年の公開日をお互いに健康で迎え、必ずまたお会いしましょう」をメッセージを送っている。

 現在販売中の前売り券(ムビチケカード)は、5月29日から販売を中止。販売再開の時期は決定次第、公式サイトで発表されるという。また、既に購入済みものは延期後の公開でも使用可能。

 「るろうに剣心」は、幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心が明治維新後、不殺(ころさず)を誓った流浪人(るろうに)として、新たな時代の生き方を模索していく姿を描いた和月伸宏さんの人気マンガ。1994~99年にマンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載され、テレビアニメ化された。実写映画は、これまでに「るろうに剣心」「るろうに剣心 京都大火編」「るろうに剣心 伝説の最期編」の3作が公開され、シリーズ累計で動員980万人、興行収入は125億円を突破した。

 最終章は、剣心の“十字傷の謎”に迫る物語と、中国大陸の裏社会を牛耳る謎の武器商人であり、志々雄真実を操っていた“シリーズ最恐の敵”縁との戦いを、動乱の幕末期と明治維新後の新時代の二つの時代を通して描く。

 ◇佐藤健さんのコメント

 映画の公開を楽しみに待っていてくださった皆様に申し訳ない気持ちです。皆様が安心して映画館に足を運べる日が一日でも早く返ってくることを願うと共に、そのためにも今後も一歩一歩着実に歩みを進めていくことが大事だと感じています。そして来年の公開日をお互いに健康で迎え、必ずまたお会いしましょう。皆様の日々の幸せを祈っています。

 ◇大友啓史監督のコメント

 緊急事態宣言以降スタジオが閉鎖され、すべての作業がストップしてしまい、それ以降も仕上げ作業や公開に至るさまざまな準備を行うことができませんでした。「エンタメ復活の狼煙(のろし)を『るろうに剣心』で」という志でいただけにとても残念です。公開を心待ちにしてくださっていた皆さんには、申し訳ない思いでいっぱいです。

 新しい公開日に向けて、少しでもクオリティーを高める努力をし、多くの方々に楽しんでいただけるような作品を創り上げ、満員の熱気あふれる劇場で見ていただくことが、私を含めスタッフ・キャスト一同の作品に懸けるゆるぎない思いです。アフターコロナの時代に、よりパワーアップした感動と勇気と希望をお届けできるよう、魂を込めて残りの仕上げ作業に取り組みたいと思いますので、「るろうに剣心 最終章」をぜひ楽しみに待っていてください。

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