名探偵コナン
#1146「汽笛の聞こえる古書店4」
12月21日(土)放送分
話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、タツノコプロのテレビアニメ「ハクション大魔王」の約50年ぶりの新作「ハクション大魔王2020」。読売テレビの永井幸治チーフプロデューサーに作品の魅力などを語ってもらいました。
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――作品の概要と魅力は?
くしゃみをすると出てくるハクション大魔王、アクビをすると出てくるアクビ、おならをすると出てくるプゥータ。この3人が人間界の男の子、カンちゃんのもとでいろいろなことに立ち向かいます。家族みんなで見れる、家族で会話が弾むアニメです。
――アニメにするときに心がけたことは?
50年前と今を比べて、どれぐらい生活や文化が変わったかを取り入れて、親子三世代で昔はどうだった、今はどうだと家族の会話につながるポイントを盛り込んでいます。50年前の小学生と今の小学生の違いや、生活、技術の進歩を考えて、ストーリー作りや設定を組み立てています。
――作品を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったことは?
基本設定は50年前に考えられたもの。これが今でも通用するのは、旧作ハクション大魔王を作ったスタッフのすごさです。50年前はいろいろなことを手助けしてもらうという魔法の使い方でしたが、今は技術の進歩で魔法のようなことができてしまいます。「現代に魔法は必要ないのか?」なんていう疑問も投げかけながら、スタッフの中での世代間ギャップも取り入れ、ターゲットの広い作品に仕上がっています。
――今後の見どころを教えてください。
昔ながらのハクション大魔王という作品に、世代間ギャップや、今時の小学生感、個性的な友人たちと盛りだくさんの内容で、ただ笑うという以外に考えさせられることも盛り込んでいます。未来を考えること、挑戦することの楽しさや達成感をアニメを通して感じていただければうれしいです。
――ファンへ一言お願いします。
昔を懐かしむお年寄りや親世代、旧作を知らなくて今回のアニメで知った子供たち、みんなでハクション大魔王のことで会話が盛り上がればうれしいです。
読売テレビ編成局アニメーション部チーフプロデューサー 永井幸治
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