元科捜研の主婦
最終話「奇跡の再鑑定…涙の真実」
3月13日(金)放送分
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)。第20回「家康への文」(5月31日放送)で、松平元康(後の徳川家康)役の風間俊介さん、元康の母・於大として子を思う母の心情を見事に体現した松本若菜さんと共に視聴者の注目を集めたのが、一匹の猫だった。
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登場は、片岡愛之助さん演じる今川義元と堺正章さん演じる望月東庵との対話シーン。東庵に元康が「信頼できる男か」と聞く義元の懐には、可愛らしい“ハチワレ猫”が抱かれていて、SNSでは「ニャンコ可愛がる今川義元」「なでられまくってる猫、ぐうかわ」「気になって猫ばかり見てしまう」「可愛すぎて話が入ってこない」といった声が次々と上がった。
同回の演出を担当した一色隆司さんは、「東庵とのプライベートなシーンだったので、義元のプライベートな時間を表現したくて猫を抱いているという像をイメージしました。そこに、ある意味捕らわれの身であった元康(家康)のイメージが重なるといいなと思っていた」と演出的な狙いを明かす。
また、一色さんは「反響の中ではそれを感じてくださっている方もいたようなのでうれしく思います」と手応えを明かしつつ、一方で「何か動物を……という話をした時、猫はファーストチョイスでは実はありませんでした」と告白。「私は犬派なので座敷犬とか、力の象徴としてクジャクとかが広間にいられないかと考え、考証の佐多(芳彦)先生とも相談したところ、座敷犬もクジャクも外にいるべき動物なので手元に置くことができず、猫では……という話になりました」と裏話を披露する。
「結果として、あの嫌がっているような声が元康の心と重なって見えるように撮れたので、今ではなぜ猫をファーストチョイスにしなかったのだろうと思うぐらいです」と反省し、「撮影では、愛之助さんもおっしゃっていた通り、暴れ出す瞬間が何度もあったので、途中で解放してもらうことにしました。ただ、そのタイミングについては、物語の上でここまでは……という所までは頑張ってもらいました。それもあって、哀愁のある(?)声で鳴いているのだと思います」と語っていた。
「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作で、多くの群雄と天下を巡って争う智将・明智光秀が主人公。6月7日放送の第21回「決戦!桶狭間」をもって一時放送休止となる。
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