佐野岳:人生初ライブは吉川晃司 「探偵・由利麟太郎」で高岡早紀に好意寄せる歌手役「愛情を一番大切に」

特別ドラマ「探偵・由利麟太郎」第5話にゲスト出演する佐野岳さん=カンテレ提供
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特別ドラマ「探偵・由利麟太郎」第5話にゲスト出演する佐野岳さん=カンテレ提供

 俳優の佐野岳さんが、歌手で俳優の吉川晃司さん主演の5週連続特別ドラマ探偵・由利麟太郎」(カンテレ・フジテレビ系、火曜午後9時)の最終第5話(7月14日放送)にゲスト出演。最終章の第4、5話「マーダー・バタフライ前編/後編」でテノール歌手の小野竜彦を演じている。人生初のライブが吉川さんのライブで「思い出深い」と話す佐野さんが、吉川さんとの共演や撮影現場での様子、演技などについて語った。

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 ドラマは、金田一耕助シリーズなどで知られる横溝正史の長編小説「蝶々殺人事件」を含む「由利麟太郎」シリーズが原作。京都を舞台に、冷静沈着な白髪の探偵・由利麟太郎(吉川さん)が、ミステリー作家志望の青年・三津木俊助(志尊淳さん)と共に、数々の奇怪な難事件に挑むホラーミステリー。第4、5話では、音楽団に所属するメンバーがオペラ会場の中央公会堂に集結する中、オペラ界のスター女優・原さくら(高岡早紀さん)の遺体が入ったコントラバスケースが運びこまれてくる。愛憎渦巻く複雑な人間関係が浮き彫りとなっていく……という展開。小野はさくらに一方的に思いを寄せる一人で、“音楽団の知られざる過去”を知るキーパーソンだ。

 ◇佐野さんのコメントは以下の通り

 --「マーダー・バタフライ」の台本を読んだ感想は?

 一回読んだだけでは、すぐに理解できないくらい難解で、さまざまな事実が複雑に絡み合うストーリーでした。複雑さの度合いが、ミステリー好きの人にも満足していただける内容になっているのではないかと思います。ミスリードを誘うような場面がいくつもあるので、そこにも注目していただければと思います。

 --小野を演じるにあたり意識したことはありますか?

 高岡さん演じるさくら先生への愛情を一番大切にしたいと思いました。小野のすべての原動力が、さくら先生なので、まずは“さくら先生像”を自分の中で作り込んで演じました。

 --吉川さんの印象や、撮影現場での様子をお教えください。

 吉川さんとは「下町ロケット」で共演させていただいて以来2度目です。あと、実は僕、吉川さんのライブにも一度行かせていただいたことがあるんです。僕の人生で初めて行ったライブが吉川さんのライブでした。そのライブの時、吉川さんが指輪をなくされたんですよ。舞台上で、「ちょっと待ってくれよ。オレの指輪とれたよ!」っておっしゃって(笑い)。思い出深いです。すごく強いオーラを放ってらっしゃるので、緊張しちゃうかなと思っていたんですけど、とてもチャーミングな方で、おどけてみせてくれたり、男でもその魅力に魅せられます。

 --志尊さんとの共演はいかがでしたか。

 志尊君は、常に作品を良いものにしようと現場のことに気を配っていて、柔和な雰囲気とはギャップもあり、とても魅力的だなと思います。

 --最終回の見どころ、視聴者へのメッセージをお願いします。

 いろいろな愛情の形があって、それ故にどんどん複雑にこじれていく。単に愛情って、響きはいいですけれど、少し道を外すと、憎しみにもつながる危ういものだなと感じます。今回、複雑な愛情というものをキーポイントとして演じたので、そのあたりを楽しみにしていただければと思います。

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