海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
元女優で美容家の神崎恵さんが、テレビ東京の「ドラマパラビ枠」(水曜深夜0時58分)で10月7日にスタートする連続ドラマ「だから私はメイクする」に主演することが8月17日、分かった。神崎さんが地上波ドラマで主演を務めるのは初めて。女優の志田彩良さん、「美容系YouTuber」としても知られるアイドルグループ「NMB48」の吉田朱里さんも出演する。
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神崎さんは、かつて⼥優としてドラマや映画などに出演。現在は3人の子育てをしながら、ビューティー誌「MAQUIA(マキア)」(集英社)、「美的」(小学館)などに登場し、「メイク」講座、コスメブランドの商品開発、プロデュースをしている。吉田さんは、YouTubeに「メイク術」やコスメのレビュー動画をアップしており、チャンネル登録者数は80万人を超える。アパレル、化粧品ブランドのプロデュースもしている。
ドラマは、女性4人組「劇団雌猫」のエッセー集「だから私はメイクする」(柏書房)を原案にした、シバタヒカリさんの同名マンガ(祥伝社)が原作。「メイク」を通して浮き彫りになる「社会」や「自意識」と闘う女性たちの悲喜こもごもを描く。神崎さんはコスメショップのビューティーアドバイザー(BA)・熊谷すみれ、志田さんは新人BAの近藤芽生、吉田さんは、芽生の先輩BAの山本織香を演じる。
動画配信サービス「Paravi(パラビ)」では、10月2日午後9時から独占先行配信する。
ドラマや映画には作る側として関わりたいと思っていましたが、出演ということで驚きました。ですが、美容の素晴らしさをまた違う角度でお伝えすることができるかもしれない、と思い挑戦することを決めました。
台本の中には、「美容」において私が大切にし、伝えたいと思っていることが多く並んでいてうなずくことが多くありました。
言葉の語尾は違えど、思っていることも、言葉も重なる部分が多く。自分ではないけれど、自分のような、不思議な感覚でした。
演じることの前に、共演者やスタッフのみなさんの足手まといにならぬようと思っていました。が、とにかく自分のできることを精いっぱいということに尽きるな、と。気負いすぎず、普段通りの心持ちでせりふの一文字一文字を大切にしたいです。
「メイク」の楽しさ、美容の素晴らしさを感じていただけたらと。欲張りは言わず、ただそれだけです。たった1本の口紅がくれる自由、たった一つのファンデーションがくれる自信。限りなく、可能性しかない「メイク」という力を楽しんでいただけたらうれしいです。
普段から「メイク」が大好きなので、お話をいただいた時とてもうれしくてすぐに原作を読みました。毎話「メイク」によって生まれ変わっていく女性たちが本当にキラキラしていて、見ている私まで自信をもらってしまって、このキラキラな⼀員になれるんだ!と撮影が楽しみで仕方なかったです。
知っているコスメブランドがたくさん出てきて、次は何のコスメが出てくるんだろう?と台本というより、お気に入りの雑誌を読んでいる感覚に近く、わくわくしながらページをめくっていました。
真面目で真っすぐで目の前のことに一生懸命になれる子。だからこそ一喜一憂したり、思っていることがつい出てしまったり。だけどしっかり周りが見えている。人に見られているとか見られていないとかそういうのは芽生にとってはあまり関係なくて、常に正しい姿勢で仕事に取り組んでいる。そんなところがとても魅力的でかっこよくてきっと、近くに芽生がいたら私のモチベーションまで上げてくれそうだなと思いました。
職業に就いている役を演じるのは今回が初めてなので、とても新鮮な気持ちです。BAさんのお仕事に関しては分からないことが多く、現場で学ばせていただくことがたくさんあると思うのでそれが楽しみでもあります。熊谷さん、織香さん、先輩お二人の下で楽しみつつ自分自身も芽生と⼀緒に成長できたらなと思います。
「メイク」をすると少しだけ自分に自信が持てたり、新しいコスメや、色遣い、その日の服や気分でほんの少し「メイク」を変えるだけで、気持ちまで明るくなれる。私自身、「メイク」に出会ってより、おしゃれが楽しくなりました。そんな「メイク」のわくわくやドキドキを楽しみつつ、それぞれの成長を⼀緒に見届けていただけたらうれしいです。そして、毎話、すてきなゲストの方々が登場しますのでそちらもお楽しみに!
まさかのドラマのオファーにびっくりで、何のドッキリかと思いました(笑い)。でも、役の山本織香のキャラクターを聞いて、自分に似ているところや、共通点が多くてなるほど!やりたい!と思いました!
私は普段からコスメのプロデュース業もやってるんですが、最近コスメを考えるときに、女の子が「メイク」する時の気持ちや、メンタルに寄り添えるようにってことをすごく考えて作ってるので、物語の内容がその私の感覚に何だかすごく似ているというか……。今このタイミングでこの作品に携わらせていただけて、何だかすごいご縁を感じました!!
ちゃきちゃきした、関西弁で美容大好きでYouTuber。 え? 私やん!と思いました! 台本をずーっと読んでると、強いと見せかけて意外と気にしいなとこだったり、本当に私とよく似ていて、自分のことみたいだなーってすごく感じました!
演技の経験はあまりないのでとても不安ですが、自分が美容が好きでそれをお仕事につなげてたくさん感じてきたこともたくさんあるので、ドラマ、役を通してそれを伝えられたらいいなって思います!
可愛くなりたい!と思っている人は、いろんな思いを背負ってたくさん悩んで努力してると思うんです! 可愛くなるための努力は大変だけど、特別な楽しさがあると思います。それをこのドラマを通してもっと知ってもらえたらうれしいです! ぜひたくさんの方に見ていただきたいです!
マンガ家をやる中での遠い夢の一つとしてあった「メディアミックスされたい」ということがこんなに早くかなうとは! とてもうれしいです! ドラマならではの要素もたくさんあるので楽しみにしていただけたらと思います!
「みんな、どんな気持ちで日々のメイクや服を選んでるんだろう?」。何気ない疑問から始まり、さまざまな方に協力してもらって出来上がったエッセー同人誌。それが書籍になり、コミカライズされ、今度はドラマになるなんて、私たち自身も驚きました。書籍「だから私はメイクする」では、こんな序文を掲げていました。「『自分がどうありたいか』を知るために、私たちは今日もおしゃれして、“社会”という名の戦場へ向かう。」。自分のために、社会のために、何かを探して……。女たちが「メイクする理由(しない理由も!)」が、ドラマを通じてさらに多くの方に伝わるのが楽しみです。私たち4人も、毎週わいわい視聴したいと思います。
デパートのコスメフロアを眺めてみると、最近、男性モデルの広告が増えてきたなと思います。「これは男性向け商品です!」と取り立てていうでもなく、何人かいる女性モデルの中に一人男性が自然な形で交じっている感じ。もはや「メイク=女性のもの」という考え方は古いのだと思います。
しかしそれでもやはり、「メイク」は多くの女性にとって喜びでもあり、かせでもある存在です。それは「女性はメイクして当たり前」という古くからある発想が今なお広く、深く根付いているからでしょう。女性として生きる限りその呪縛から逃れるのは難しいことです。
だからこそこの作品では、あらゆる人の「メイク」との向き合い方・関わり方をすべて肯定し、何一つ否定することなく描いていこうと思いました。原作コミックは一話完結のオムニバス形式ですが、どの話の主人公も、それぞれに悩みを抱えながらも明るく生きていく選択をします。その底抜けの前向きさが多くの人に支持される人気の理由なのは間違いありません。そんな原作をドラマ化するのに素晴らしい才能が集結してくださいました。
脚本の坪田(文)さんは実はかなりディープなコスメマニア! 脚本の中に登場するコスメの知識はすべて坪田さんご本人から発せられたものです。チーフ監督のふくだももこさんは才能があるだけでなく、常に明るくて優しいすてきな女性です。まさにこの作品を象徴するような人だと思います。
そして美容家の神崎恵さん。美容の知識はもちろんですが、悩めるお客さんに優しく寄り添うような物腰は原作の熊谷さんそのもの。特に神崎さんの声がいいんです! 優しくて包み込むように柔らかい。発せられるそのアドバイスに身を預けたくなってしまうこと間違いなしです。多くのコスメブランドにご協力いただき、リアルな商品がたくさん登場します。見れば明日からの「メイク」の役に立つこと間違いなしです。ぜひご覧ください!
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