吉沢亮：俳優キャリアは青づくし「仮面ライダーも…」　映画「青くて痛くて脆い」イベント

　俳優の吉沢亮さんが8月16日、東京都内で実施されたダブル主演映画「青くて痛くて脆（もろ）い」（狩山俊輔監督、8月28日公開）の公開直前イベントに、同じく主演の杉咲花さんとともに出席。映画のタイトルにかけて「青」のイメージを聞かれた吉沢さんは、「運命的なものを感じる」とコメント。「青」と縁深い俳優キャリアを明かした。

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　映画は、「君の膵臓（すいぞう）をたべたい」などで知られる住野よるさんの小説（KADOKAWA）が原作。大学生の田端楓（吉沢さん）と、秋好寿乃（杉咲さん）の独りぼっち同士の2人が、「世界を変える」という目標を掲げて秘密結社サークル「モアイ」を作るが、秋好は“この世界”からいなくなる。秋好の存在なき後、「モアイ」は“意識高い系就活サークル”に成り下がってしまった。取り残された楓は、秋好がかなえたかった夢を取り戻そうと「モアイ奪還計画」をたくらむ……という青春サスペンス。

　「僕、『めっちゃ青い』んですよ、仕事が」と明かした吉沢さん。「これも（タイトルが）『青くて痛くて脆い』じゃないですか。次に大河でやらせていただく『青天を衝け』という作品も“青い天”。ちょっと前にやっていた初声優に挑戦した作品も『空の青さを知る人よ』。今度公開する『さくら』という映画の主題歌が『青のID』。仮面ライダーも青い仮面ライダー（仮面ライダーメテオ）だった。CMでも青がイメージカラーのものが何個かある。青づくしなんですよ。めちゃくちゃ青い。これはもう、青は僕の色と言っていいんじゃないか、という気が最近してきた。『全青は僕に任せろ』という気分」と話して笑顔を見せた。

　また、吉沢さんは、「学生時代は“非リア充”だった」と明かし、「リア充の悪口を言ってるタイプの非リア充。『モテたい』とか目立ちたい欲はあった。けど人見知りだったし、仲のいい友達が誰もいない学校に行ったので、最初からスタートを間違えた」とコメント。「何人か友達はできたけど、それ以外の人はまったくしゃべらなかった。キラキラしてる人たちに向けて、裏で『ああいうのダサいよね』と言いながら、実はうらやましがっていた」と振り返った。

　杉咲さんも「“非リア充”だった」と答え、「高校生になった瞬間、いろんなことが恥ずかしくなった。まわりの人たちに人見知りしたりした。教室の一番前の席に座って、ポツンと1人でいることが多かった。恋人がいる人たちとか、グループで仲良くしている人たちとかいいな～と思いながら眺めてました」と笑っていた。

　映画のタイトルにかけて“青くて痛くて脆いエピソード”を問われると、吉沢さんは「釣りは好きだけど、魚が触れない」と告白。「黙って魚が引っかかるのをボーッと待つのはスゴい集中できる。雨が降っていても気がつかないくらい没入できる。でも釣った魚をどうしても触れない。誰か取ってくれる人がいないと釣りができない」と悩みを打ち明けていた。この日は、共演者の森七菜さん、柄本佑さんもメッセージVTRで参加した。