良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
女優の武井咲さんが、自身の主演ドラマ「黒革の手帖」(テレビ朝日系)の新作スペシャル「黒革の手帖~拐帯行(かいたいこう)~」で3年ぶりにドラマ復帰を果たすことが9月2日、明らかになった。武井さんは、「3年という時間がたったとは思えないくらい、元子という女性は常に近くにいたような感覚。正直、原口元子という役以外での復帰は考えられませんでした」と思いを語っている。
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「黒革の手帖」は、1978~1980年に「週刊新潮」(新潮社)で連載された松本清張の人気小説(新潮文庫)。派遣社員として勤めていた銀行から1億8000万円を横領した原口元子が、その金と借名口座のリストを記した“黒革の手帖”を盾に東京・銀座に自身のクラブ「カルネ」をオープンさせ、夜の世界でさらにのし上がろうとする……というストーリー。これまで何度も実写化されたが、2017年に武井さん主演の連続ドラマが放送され、人気を博した。
今回のスペシャルは、清張の短編小説「拐帯行」が原作で、連ドラ版の最終回で逮捕された元子が、刑期を終えて出所した3年後が舞台。刑期を終えたものの、生活をなかなか軌道に乗せられない元子は、自分の過去を知る人物がいない土地で新しい人生をスタートさせたいと考え、金沢へ旅立つ。そこで、黒革の手帖と因縁を持つある人物から、総売り上げ1000億円を誇る神代グループCEO・神代周吾を紹介され、彼が経営する高級クラブ「アルテローズ」でホステスとして働き始めることになる。そんな時、森村隆志という男が「アルテローズ」に現れる。森村との出会いが元子の人生を大きく動かしていく……。今冬放送予定。
2017年に「黒革の手帖」の撮影と放送を終えてからも、この作品のことを忘れたことはありませんでした。3年という時間が経ったとは思えないくらい、元子という女性が常に近くにいたような感覚でしたので、正直、お芝居への復帰は「元子じゃないと」「『黒革の手帖』じゃないと」という強い思いがあったんです。なので、今回のお話をいただいたときは本当にうれしかったです!
「黒革の手帖」は、特別でとても大切に思っている作品。連ドラを撮影しているときもいろいろな方からいろいろなご意見をいただき、それに対するある種の闘争心を燃やしながら取り組んでいました。そういう意味でも元子と重なる部分があり、演じ終えたときの達成感は今でも鮮明に覚えています。
私の中で元子という女性のイメージはもう出来上がって固まっているのですが、それでもやっぱり「こうしたいな」「あぁしたいな」って考え出すと止まらなくなってしまって、夜も眠れなくなってしまうほど! それくらい今は毎日楽しい現場を過ごしています!
今回のスペシャルは連ドラとはまた違ったストーリー。元子が刑務所から出てきた“その後”を描いています。私個人としても、その始まり方といい、ストーリーの駆け上がり方といい、演じていて“燃えます”! 悪女は楽しい! 元子のようなキャラクターってなかなかいないですからね(笑い)。
着物を着て、豪華なクラブのセットに立つと、見えないたくさんのスタッフさんたちから背中を押してもらっているような気持ちになるんです。チームが同じ熱量で作品に挑めているので、毎日楽しくて本当に幸せです。
ドラマのお仕事に復帰させていただく記念すべき作品になるので、私自身もとても愛情がありますし、生半可な気持ちでは立てない現場だということは連ドラのときに身にしみてわかっていたので、今回も私なりに精いっぱい準備して挑みました。
私もいち「黒革の手帖」ファンとして、刑務所を出た元子の新たなスタートに胸が踊ったので、皆さんにも元子の行く末をぜひ見届けていただきたいです。絶対に期待を裏切らないストーリーが待っています!
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