のん&橋本愛:朝ドラ以来7年ぶりの共演「とてつもなく照れた」 映画「私をくいとめて」で再び親友役

映画「私をくいとめて」で共演するのんさん(右)と橋本愛さん(C)2020「私をくいとめて」製作委員会
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映画「私をくいとめて」で共演するのんさん(右)と橋本愛さん(C)2020「私をくいとめて」製作委員会

 女優の橋本愛さんが、のんさん主演の映画「私をくいとめて」(大九明子監督、12月18日公開)に出演することが10月20日、明らかになった。2人の共演は、2013年に放送されたNHK連続テレビ小説(朝ドラ)以来、約7年ぶり。朝ドラでのんさんの親友役だった橋本さんは、今作でものんさん扮(ふん)するみつ子の親友、皐月(さつき)を演じる。

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 再びのんさんの親友役を演じた橋本さんは、「今回、役としてお互いが目を合わせたときの、電気が走るような、心が通じる感覚。鮮烈でした。声を発して会話しづらい中、心の会話の気持ち良さを強く感じました。超超楽しかったです」と撮影を振り返った。

 のんさんも「かなり久しぶりに共演させていただいたので、とてつもなく照れました。最初は、目を合わせただけでドキドキしちゃうくらい恥ずかしかった! その時の私は、好きな人にうまく話せない男の子のようでした。でも、愛ちゃんの方から(台)本読みをしたいと声を掛けてくれて、みつ子と皐月のやりとりで心を通わせることができたように思います。そして何といっても再び親友役。これ以上ない相手でした。楽しかった!」と再共演の喜びを語っている。

 映画は、綿矢りささんの同名小説(朝日文庫)が原作。脳内に相談役「A」を持つ、31歳お一人様のみつ子は悠々自適にお一人様ライフを満喫していたが、年下営業マン・多田くん(林遣都さん)と出会い、久しぶりに訪れた恋に戸惑いながらも一歩踏み出していく……というストーリー。橋本さんが演じる皐月は、イタリアに嫁いだみつ子の親友。映画オリジナルで、妊婦という設定が追加された。

 また、本予告映像と、ポスタービジュアルも公開された。本予告では、心乱されたみつ子が、感情をぶちまけながら涙を流すシーンが収録されている。さらに、劇中曲に5.1chにミックスされた故・大滝詠一さんの楽曲「君は天然色」が採用されたことも発表された。

 ◇橋本愛さんのコメント

 ーー出演のオファーをいただいていかがでしたか。

 大九監督と綿矢りささんの最強コンビネーション作品に参加できることがうれしくて、撮る前から早く見たい!とお客さん気分でわくわくしました。とにかく脚本が面白くて、ポップでチャーミングなのに人間の深淵(しんえん)を描いていて、マンガを読んでいるようなライト感がありながら、ドッと心臓が鳴るような読後感。これこれ!とうれしくなりました。

 ーー皐月という役柄に関して、ご自身で考えたことや大九監督とお話ししたことなどがあればお教えください。

 皐月は原作で描かれた人間性をベースに、映画ではもっとみつ子との関係性に特化して、また一番今の時代が投影されるキャラクターになりました。はたからは幸せに見える条件がそろったような人でも、内実、不安や恐れに毎日襲われていて、その弱さが見えたとき、みつ子を救うといいな、と。監督とは、みんな生まれながらのお一人様なんだ、という話をして、その言葉を大事に抱えて最後まで演じたつもりです。

 ーー久しぶりののんさんとの共演はいかがでしたか?

 あまりに久しぶりで、最初はとても照れました。それに、昔の私は相当やりづらかっただろうなという、ざんげの気持ちを常に持っていました(笑い)。でも今回、役としてお互いが目を合わせたときの、電気が走るような、心が通じる感覚。鮮烈でした。声を発して会話しづらい中、心の会話の気持ち良さを強く感じました。超超楽しかったです。

 ◇のんさんのコメント

 ーー橋本愛さんとの久しぶりの共演はいかがでしたか。

 かなり久しぶりに共演させていただいたので、とてつもなく照れました。最初は、目を合わせただけでドキドキしちゃうくらい恥ずかしかった! その時の私は、好きな人にうまく話せない男の子のようでした。でも、愛ちゃんの方から(台)本読みをしたいと声を掛けてくれて、みつ子と皐月のやりとりで心を通わせることができたように思います。そしてなんといっても再び親友役。これ以上ない相手でした。楽しかった!

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