山崎香佳アナ：MBS「明石家電視台」8代目アシスタント就任に「うれしさと責任感」　特技は「イノシシのしつけ」？

　MBSの人気番組「痛快！明石家電視台」（月曜午後11時56分）の8代目アシスタントに抜てきされた、新人の山崎香佳アナウンサー。山崎アナがアシスタントに就任し、これまでに2回放送され、早くも好評を得ている。「うれしさと責任感を感じました」と話す山崎アナに、アシスタント就任の意気込みやアナウンサーを目指したきっかけなどを聞いた。

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　◇大声を張りすぎたあのシーンは？

　山崎アナは熊本市出身で、1997年9月15日生まれの23歳。西南学院大学人間科学部を卒業し、今年MBSに入社した。姉は、地元・熊本の放送局に勤めるアナウンサー。座右の銘は、熊本弁で「いいよいいよ」という意味の「よかよか」。

　入社してから「同期よりも仕事が少ないと思い込んで焦燥感に駆られていた」ところに、アシスタントの話が舞い込んできたといい、「本当にビックリしました。話を聞いて3日ぐらいしてから、うれしさや責任感を感じました」と心境を明かす。

　2回目のアシスタントを務めた11月9日の放送では、さんまさんが「アナウンス部の偉いさんが、ホッとしたって。高評価」と山崎アナに伝える場面もあったが、「アナウンサー室で『本当に山崎で大丈夫か？』と、みなさんから本当に心配されていて。（上司が）1回目の収録を見に来て『山崎が無事デビューできてよかった』と、安心していたみたいです」と胸をなで下ろす。

　同日の放送では、山崎アナがタイトルコールを読む際、力が入りすぎて大声を張って周囲からツッコミが入る一幕もあったが「リハーサルの時に『元気が足りないよ』と言われ、『元気いっぱいにした方がいいんだ』って思ってやったら、本番で元気が良すぎたみたいです（笑い）」と明るく振り返っていた。

　◇姉と2人で「最高の親孝行」

　アナウンサーを目指したきっかけは二つ。「私の姉もアナウンサーをしていて、姉がすごく楽しそうに仕事をしているのを見て、アナウンサーの仕事にひかれました。もう一つは、熊本地震を経験して、アナウンサーというのは言葉で人の命を救うことができることを感じ、目指し始めました」と明かす。

　そんな姉に、アシスタント就任を伝えると「ちょっと悔しそうな顔をしていました（笑い）。昔、姉がOBS（大分放送）時代にラジオをしていて、福山雅治さんのラジオがOBSでも流れるということがあって、その時に福山さんがコメント出演してくださったことがあり、それが姉の自慢だったんです。それが、私は毎週さんまさんと共演なので、『負けた』ということを話していました（笑い）」という反応だったという。

　また、「母親が、昔からさんまさんと福山さんのことが大好きで、そんな人と娘が一緒に仕事をしていることを、母親がまだ受け入れていないようです」と語っていた。2人の娘が、母親の大ファンであるさんまさん、福山さんと仕事をできたことに「最高の親孝行です」と誇りを持っている。

　プロフィルでは、特技に「イノシシのしつけ」と書いている山崎アナ。話を聞くと「熊本の田舎に、祖父が山を持っていてイノシシ猟をしていた」といい、「ワナにうりぼうが引っかかって、可愛かったので祖父の提案でペットとして飼おうとなったんです。ちょっと弱っていたこともあって、お世話をしていました」と明かす。

　「山には犬も7匹いて、毎週行くのが楽しみでした。うりぼうもなついてくれて、餌も待てとかできるようになったんです。ほかの7匹と同じように飼っていました」とにっこり。うりぼうの現在の様子を聞くと、「おじいちゃんのお友達が食べてしまいました（笑い）」とオチをしっかりと付けて、バラエティー番組への適性の高さをうかがわせていた。

　◇口を大きく開けて笑いたい

　「明石家電視台」で今後挑戦したいことを聞くと「さんまさんがほかの番組で『大きく口を開けて笑う子が好き』と言っておられたのを拝見して、（通常時は）観覧のお客さんもいる番組なので、みんなも私も口を大きく開けて笑えるよう、さんまさんの空気作りをしっかりしたいです」と意気込む。

　また、アナウンサーとしての目標については「明石家電視台を担当するということは、MBSとして大きなバラエティー番組を担当すること。バラエティーの山崎というイメージを持たれることもあると思います。偏りすぎず、全体のバランスをとっていきたいですね」という。報道への関心もあるが、「今はバラエティー番組に出演するのがすごく楽しくて、2週間に1回のご褒美というような楽しさがあります」と語っていた。