錦織圭選手:「来年がすごく待ち遠しい」 イベントで久しぶりに日本でのプレー

錦織圭選手 画像協力 WOWOW/WOWOWテニスフェスティバル2020
1 / 5
錦織圭選手 画像協力 WOWOW/WOWOWテニスフェスティバル2020

 男子テニスの錦織圭選手ら日本のトッププレーヤーが登場する「WOWOW開局30周年記念番組 WOWOWテニスフェスティバル2020」が12月5日、無料放送される。放送前日の4日に錦織選手のインタビューがオンラインで行われ、錦織選手は「久しぶりの日本での試合、イベントになるので、とても楽しみしています。残念ながら生で見られるお客さんはいないのですが、WOWOWで放送されるので、多くの方に見てもらえたらうれしいです」と意気込みを語った。

ウナギノボリ

 番組はエキシビションマッチや選手らによるトークセッションなどで構成。錦織選手は、車いすテニスの国枝慎吾選手とペアを組み、西岡良仁選手、三木拓也選手ペアと戦うニューミックスダブルスに出場する予定。さらに放送終了後には、錦織選手と松岡修造さんのスペシャルトークセッション「錦織圭 Meet&Greet」がWOWOWメンバーズオンデマンド、公式インスタグラムでライブ配信される。

 今年、錦織選手は9月の「ATP250 キッツビューエル」に試合としては約1年ぶりに出場。全仏オープンまでの4大会に出場した。「テニスの大会も少ない中で、僕もケガで1年、大会でプレーすることができませんでした。ですから、試合の感覚を取り戻すのに苦労しました。取り戻してきたかと思ったら、シーズンも終わってしまいました。今年、勝ち進んでトップ10とは対戦できなかったので、そこはとてももどかしく感じています。早くトップ選手と戦いたいという思いは、今年は強くありました」と2020年シーズンを振り返った。

 「すべての選手が感じていると思いますが、今年は本当に大変な年でした。そんな中でティーム、ズベレフがすごく活躍し、ルブレフなどの新しい選手も顔を出してきました。また、ATPファイナルズでもメドベージェフが優勝したりして、テニス界が面白くなってきたと感じています」とコメント。

 来年の抱負について錦織選手は「試合で肩を痛めたので、まだサービスの練習はほとんどできていない状況です。ただ、そのほかはしっかりと練習できています。日本に来る前にも、2週間ほどアメリカでトレーニングをしてきました。このあとアメリカに戻ってからは、肩をしっかりと治して練習をしようと思います。肩のほうは、今もリバビリも行っていますが、来年には確実に大丈夫な状態になっていると思います。焦りはそんなにありません」と順調な回復ぶりをアピールした。

 来年1月の全豪オープンに向けても目標を持って練習していくといい「まだまだ改善点はあるので、まずはサーブを見直したいですね。肩を痛めた原因の一つはサーブのフォームだったこともあるので。あとは技術がどうこうというよりは、今年はテニスの試合をこなせなかったので調子を全然取り戻せなかった。来年はなるべく早い時期に、多くの試合をこなせるようにしたいです」と語った。

 「今は来年がすごく待ち遠しいというか、早く試合をしたい気持ちが強いです。まずは全豪に向けていい練習を積んで、来年はいい成績を残せるようにしたいです」とコメント。さらに「毎年いろいろなことが起きるので、まずは1年ずつというか、1日ずつ小さな努力を積み重ねていきたいと思います。先のことはあまり考えていないです。ただ、進化したいという思いは、前よりも強くなっていると思います」と現在の正直な気持ちも語り、「なるべくいいテニス、いい試合を届けられるように、明日はがんばります」と意気込みを話していた。

写真を見る全 5 枚

テレビ 最新記事