ノーバリアゲームズ:WOWOWのスポーツイベント 12月6日にトークイベントをライブ配信 松岡修造からコメントも

松岡修造さん=WOWOW提供
1 / 1
松岡修造さん=WOWOW提供

 WOWOWのパラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ「WHO I AM」発のスポーツイベント「ノーバリアゲームズ」。第2回目の開催となる2020年は、新型コロナウイルス感染拡大の状況を受け、開催中止となったが、MCの松岡修造さんをはじめ、パラアスリート含めた各スポーツ界からの著名人が参加するトークイベント「ノーバリアオンラインLIVE 2020 ~#みんなちがってみんないい~」が、12月6日正午からWOWOWの公式YouTubeチャンネルでライブ配信される。イベントを前に、松岡さんからのメッセージが届いた。

ウナギノボリ

 ◇松岡修造さんのコメント

 --昨年開催された第1回「ノーバリアゲームズ #みんなちがってみんないい」を振り返って。

 昨年開催された第1回ノーバリアゲームズの一番のよさは、日本のスポーツや考え方の常識を超えたことだと思います。これまでは、障害を抱えた人と健常者が一緒に同じスポーツを楽しむことができるのだろうか、という見た目のバリアがものすごくあったと思います。そのバリアを崩してくれたのがまさに昨年のこの「ノーバリアゲームズ」でした。一緒にスポーツを楽しむ時間を共有できたことで、会場にいたみなさんの心が一つになり、とてつもなく大きなエネルギーが生まれました。

 スポーツは、もともとプレーをする、遊ぶなど、思いっきり没頭して楽しむことだと思います。そのことを、昨年このゲームを通して、みんなで体験できたということが一番大きな財産になりました。特に、僕がMCをしていて一番印象に残っているのは、(会場の)日比谷公園に観覧に来ていたお客さんと「こんなすごいことをやっているんだ」という驚きと感動を一緒に共有できたこと。何よりもまずは知ってもらうことが大事だと改めて実感しました。

 --「ノーバリアオンラインLIVE 2020 ~#みんなちがってみんないい~」をご覧になる方々へ向けて。

 昨年から始まった「ノーバリアゲームズ」では、「バリアがない」ということを訴えている中で、コロナウイルスによって、またバリアが作られてしまうことがもったいない気がしています。コロナ禍でもどうやったら「バリアがない」状況を作れるのか。オンラインでの実施も一つの手段だと思います。僕は、みんなが「ノーバリア」になるためには、前回のようにリアルな場で行うものだけでなくても全然構わないと思っています。

 この「バリアをなくす」という思いに賛同している人たちが、どれだけ多くなるか、思いを伝えられるか、ということを考えると、たとえ短い時間でも、オンラインでも、今できることを模索していくこと、が大切だと思っています。

 今回はYouTubeでのライブ配信にチャレンジするということで、会場に行けなくても、まさにYouTubeを通して会場の雰囲気を感じることができるでしょうし、より心を共有できるのではないかなと思っています。よりたくさんの方々にこのYouTube配信を通して「見る=参加」してほしいと思います!

テレビ 最新記事