おちょやん:篠原涼子が語るシズの厳しさ、優しさ 延四郎との過去語る場面は「人としてはすごく正しい選択」

NHK連続テレビ小説「おちょやん」第3週の一場面(C)NHK
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NHK連続テレビ小説「おちょやん」第3週の一場面(C)NHK

 杉咲花さん主演の2020年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」(総合、月~土曜午前8時ほか)のホームページで、芝居茶屋「岡安」の女将(おかみ)・岡田シズを演じている篠原涼子さんのインタビューが12月18日、公開された。厳しい面がありながら、家族には優しい母の顔も見せるシズについて語っている。

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 今作が朝ドラ初出演となる篠原さんは「連続テレビ小説は、以前から好きで拝見していたので、そこに自分が出演できるのはうれしかったです」といい、自身が演じるシズについて「いろんな苦悩を乗り越えて、人に感謝しながら生きてきた、すごく芯がしっかりしている女性。幼い千代が岡安にきた時は、とても冷たい態度をとりますが、実は心はすごく温かい人です。基本的には厳しい女性ですが、旦那さんや家族と一緒にいるところでは、冷たいだけではないシズの一面をお見せできたのではないかと思います」と語る。

 第3週「うちのやりたいことて、なんやろ」では、シズと延四郎(片岡松十郎さん)との過去について、家族や岡安のみんなに気持ちを伝える場面があったが、「そういうシズの行動は、人としてはすごく正しい選択だなと思いました。そんなシズを見て、岡安で働いているみんなも『この人の力になりたい』という気持ちになったシーンだと思うんです。もし私だったらあそこまで勇気をもって、自分の気持ちを堂々と言えるか…そんな度量のある人間かどうかはわかりませんが、でもシズは本当にすごい女性だなとつくづく感じます」と思いを語る。

 「シズは岡安も、家族も、そこで働く人も、すべてを大切に考えている人。でも、岡安ののれんを引き継いだ以上、きちんと守っていかなければなりませんし、岡安を守ることが、家族も、働いている人も、笑顔でいることにつながると考えているのではないかと思います」と振り返った。

 「おちょやん」は、上方女優の代名詞といえる存在で、「大阪のお母さん」として親しまれてきた女優の浪花千栄子さんの人生をモデルにしながらも、物語を大胆に再構築し、フィクションとして描く、103作目の朝ドラ。主人公の竹井千代は、明治の末に大阪・南河内の貧しい家に生まれ、9歳で道頓堀の芝居茶屋に女中奉公に出される。多くの芝居小屋が建ち並ぶ街で、華やかな芝居の世界に魅せられた千代は、自らも女優を目指すようになる……というストーリーが展開する。

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