イップス:最終回 再び起きた「歪な十字架」模倣事件 疑われる“慧”染谷将太(前話のネタバレあり)

ドラマ「イップス」最終回の一場面(C)フジテレビ
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ドラマ「イップス」最終回の一場面(C)フジテレビ

 篠原涼子さんとバカリズムさんダブル主演の連続ドラマ「イップス」(フジテレビ系、金曜午後9時)の最終第11話が6月21日に放送される。

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 前話は……樋口(矢本悠馬さん)は森野(バカリズムさん)に写真を見せながら「(ジャーナリストの)新正誠(野村周平さん)は黒羽慧(染谷将太さん)のことも調べていたようです」と報告する。

 黒羽と一緒に写っている女性について森野が聞くと、樋口は「久保碧(祷キララさん)、25歳。職業、事務員。黒羽との関係は分かりません」と……。

 最終話は……両親の墓参りに訪れた黒羽ミコ(篠原さん)。墓には母親の大好きだった「締美屋」の大福が供えられていた。

 同じ頃、碧が自宅アパートで死亡しているのが発見される。新正が撮っていた写真に慧と碧が接触する姿が映っていて、胸騒ぎを感じた森野は碧宅に急行したが、胸に十字架が刺さった状態で殺されていた。

 遺体の上には犯行声明文があり、「8年前湯上幸を殺したのは私だ。もう諦めたのか?」と。久保碧の名は、ミコの小説「歪な十字架」の中で、湯上幸の次に殺害される登場人物と同姓同名だった。

 犯行手口から8年前と同一犯で間違いなさそうだが、湯上が殺された時には声明文はなかった、と不審がる森野。その横で樋口は「犯人は8年前の犯行時に自分ではなく異口治(モロ師岡さん)が犯人として逮捕されたことが悔しくてアピールしたくなったのでは」と推察する。

 森野は情報を知り過ぎていた慧を以前から疑っていた。ミコに慧の居場所を尋ねると「今夜食事に誘ったから会うかも」と教えられ、森野らはミコの実家へ急ぐ。

 そこで森野らは、碧が殺されたこと、彼女の胸にも十字架が刺さっていたこと、そして今朝、碧から慧に「今からすぐ会えませんか?」というメッセージが送られていたことを伝える。さらに森野はミコに「慧を容疑者として追っている」と明かす……。

 脚本は「となりのナースエイド」などのオークラさん。小説を書けなくなった人気ミステリー作家、黒羽ミコと事件を解決できなくなったエリート刑事、森野徹の絶不調バディーが補い合い、小気味良い会話を展開しながら犯人を追い詰めるミステリーコメディーだ。イップスは、普段できていたことが葛藤などでできなくなる症状。

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