イップス：第9話　犯人は“ついてない男”萩原利久　誤って2人を死なせる（前話のネタバレあり）

　篠原涼子さんとバカリズムさんダブル主演の連続ドラマ「イップス」（フジテレビ系、金曜午後9時）の第9話が6月7日に放送される。

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　前話は……森野（バカリズムさん）は、坂浦（渡辺大知さん）から「黒羽慧さん（染谷将太さん）、森野さんが『歪（いびつ）な十字架』模倣事件を担当していたことを調べていました。あの人、何か隠しています」と言われたのを思い出していた。

　ミコ（篠原さん）は「トータル的に今日、森野、調子良さそうだったよね。私の執筆よりも森野の完全復活の方が早そう」と森野に伝える。

　「そうですかね……」とテンション低く話す森野に、ミコは「なんかノリ悪くない？」とツッコむ。森野は「いや、いつもこんなんですけど」と応えた。

　第9話は……最近マジックにハマったミコは、覚え立てのマジックを森野に披露するも失敗。高校時代マジック部の副部長だった森野にブツブツ言われたミコは、森野をギャフンと言わせると誓い、忍者装束の人気動画配信者、マジシャン赤影のチャンネルで勉強を始める。

　宮永隆一（萩原利久さん）は何をやっても運の無い男だった。友人の大城俊（三浦りょう太さん）と起業したものの失敗。今は建設作業員として働いているが、闇金から約200万円を借りていた。

　ある日、宮永のアパートに闇金の佐久間康（お笑いコンビ「ラランド」のニシダさん）が取り立てに来る。宮永は隙（すき）をついてアパートから逃げ出すが、佐久間に追い詰められて暴行される。そばに落ちていたレンチを無我夢中で振り回すと、佐久間の頭部に当たって死なせてしまう。宮永は逃げ出すが、道に飛び出して車にはねられる。

　宮永が目覚めると須藤健吾（本多力さん）の家だった。宮永をはねた須藤がけがの手当てのために自宅に運び込んだのだ。須藤は100万円を差し出し謝罪する。

　その時、テレビから建設現場での遺体発見のニュース速報が。宮永が犯人と気づき、逃げようとする須藤。その拍子に足を滑らせテーブルの角に頭をぶつけて死んでしまう……。

　脚本は「となりのナースエイド」などのオークラさん。小説を書けなくなった人気ミステリー作家、黒羽ミコと事件を解決できなくなったエリート刑事、森野徹の絶不調バディーが補い合い、小気味良い会話を展開しながら犯人を追い詰めるミステリーコメディーだ。イップスは、普段できていたことが葛藤などでできなくなる症状。