良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
木村拓哉さん主演の連続ドラマ「Believe-君にかける橋-」(テレビ朝日系、木曜午後9時)の最終話(第9話)が6月20日に放送され、ラストの展開を見守った視聴者に衝撃が走った。
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再逮捕された狩山(木村さん)が、事故の真相を明らかにするため、法廷の場へ。実は味方だった弁護士の秋澤(斎藤工さん)の協力を得て、検察と争う。そして事故を手引きし、隠蔽した磯田社長(小日向文世さん)も自らの罪を顧みず、狩山のために証言した。
磯田は、都知事の榛名(賀来千香子さん)の思惑に忖度(そんたく)して事故を計画したが、その榛名から帝和建設が龍神大橋再建設の仕事を外されたことに反発したのだった。
結果、狩山には、龍神大橋崩落事故の裁判の際に確定した1年6月の残刑に懲役1年が加算される判決がくだった。だが、責任を問われていた業務上過失致死傷については、改めて審理されることになった。
それから一年後、出所した狩山は、妻・玲子(天海祐希さん)と一緒に行こうと約束していた碓氷峠の橋へ。2人の会話が描かれたが、狩山がふと気付くと、そこにいるはずの玲子の姿はなかった。
玲子の姿は狩山の中の「幻」で、病ですでに他界していたのだった。そして玲子からの手紙を読む狩山。
「陸、待っててあげられなくてごめんね。手紙なんて久しぶりだけど、悪くないでしょ? 私たち、別れる寸前まで行ったのに、またケンカできるようになったね。あなたの良いとこも思い出した。私……やっぱりあなたといて楽しかった。ほんとよ。思い残すことはないけど……碓氷峠に行く約束を果たせなかったのは残念だったかな。だから代わりに行ってきて。きっとあの橋から、あなたはまた出発できる。行ってらっしゃい」
狩山に涙はなく、玲子の言葉を胸に走り出した。
ラストはさらにそこから数カ月後、新しい現場で働く狩山の姿が映し出され「大丈夫です! 橋は架かります。もう1度」というセリフで物語は幕を閉じた。
ほろ苦いラストに、SNSでは視聴者から「うそだろ」「こんなもん泣いてしまう」「最後に止めてくれええええ泣泣」「総合的に見てバッドエンド」「やっぱり完全なハッピーエンドではなかったか泣」「ドラマ的にはこの結末で良かったわ。何もかもハッピーエンドじゃ平凡すぎてあかんもん」といった声が続出した。
ドラマは、大手ゼネコン「帝和建設」土木設計部の部長の狩山が、心血を注いだ龍神大橋の崩落事故の責任を取らされ、会社の隠蔽工作の犠牲となり、真実を明らかにするため奮闘するストーリーが描かれた。
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