上白石萌音:平凡な主人公役に「普通を演じるって難しい」 菜々緒は「私の得意分野」 玉森裕太は子犬系イケメンに 1月ドラマ「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」

TBSの新火曜ドラマ「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」に出演する(左)から間宮祥太朗さん、菜々緒さん、上白石萌音さん、玉森裕太さん(C)TBS
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TBSの新火曜ドラマ「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」に出演する(左)から間宮祥太朗さん、菜々緒さん、上白石萌音さん、玉森裕太さん(C)TBS

 女優の上白石萌音さんがこのほど、東京都内で行われた2021年1月にスタートする主演ドラマ「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」(TBS系、火曜午後10時)の会見に出席した。ドラマは、ファッション雑誌編集部を舞台に、地方育ちの平凡な主人公・鈴木奈未(上白石さん)が、鬼編集長・宝来麗子(菜々緒さん)の雑用係になったことから、仕事に、恋に全力で突っ走る“胸キュン”お仕事&ラブコメディー。奈未役について、上白石さんは「今の時点では共感しかない役」と明かし、「すごく普通の女の子が、ファッション業界という特殊な世界に飛び込んだときに、どんなことが起こっていくのか、視聴者の皆さんと一緒に楽しみながら頑張りたいと思います」と意気込みを語った。

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 ◇「恋つづ」スタッフ再集結

 今年1月期に同枠で放送された「恋はつづくよどこまでも(恋つづ)」の新米ナース役が人気を博した上白石さんにとって、約1年ぶりの同枠“帰還”。脚本は、「恋つづ」のスピンオフ「まだまだ恋はつづくよどこまでも」も担当した田辺茂範さんのオリジナルで、松本明子プロデューサーや演出の田中健太さんら「恋つづ」スタッフが再集結して制作する。

 上白石さんが演じる鈴木奈未は、地方の田舎町で生まれ育った、夢もやりたいことも特にない“平凡女子”。「仕事も恋愛もほどほどに。人並みで普通の幸せを手にしたい」という今時の安定志向の持ち主だが、片思い中の東京で暮らす幼なじみ・健也を追いかけ上京。大手出版社の備品管理部の面接を受けるが、ファッション雑誌編集部に配属されてしまう。

 編集部では、菜々緒さん演じる、バリキャリ、毒舌、冷徹な鬼上司・宝来麗子(ほうらい・れいこ)のもとで、地獄のような忙しさの日々に巻き込まれる。「人並みに仕事ができればいい」はずだった奈未は、麗子の働きぶりを間近で見ているうちに、仕事をすることへの意識が変わっていく。人気グループ「Kis-My-Ft2(キスマイフットツー)」の玉森裕太さん演じる、子犬系イケメン御曹司(おんぞうし)・潤之介との前途多難な恋など、奈未が自分にとって本当に大切なものを見つけ、夢を持ち、前を向いて生きていく姿を描く。

 奈未が勤める出版社の先輩編集者・中沢涼太(なかざわ・りょうた)を間宮祥太朗さん、出版社の副社長で、トーク力やリーダーシップ抜群のミステリアスな“萌えおじ”宇賀神慎一をユースケ・サンタマリアさん、奈未と潤之介の2人の関係に関わってくる蓮見理緒を倉科カナさんが演じる。久保田紗友さん、秋山ゆずきさん、太田夢莉さん、高橋メアリージュンさん、なだぎ武さん、高橋ひとみさん、お笑いコンビ「ミキ」の亜生さんも出演する。

 ◇奈未役への思い 「応援してあげたくなるような魅力を探せたら」

 記者から「ハマリ役」と言われた上白石さんは、「すごく共感できるという意味では、ハマリ役と思っていただけてうれしいのですが、普通を演じるってとても難しいだろうなと思っています」と告白。

 「『そもそも普通って何なんだ?』っていうところから始まると思うんですけど、皆さんに『わかるわかる!』と思ってもらえるような平均のところを見つけつつも、応援してあげたくなるような奈未ちゃんの魅力を、お芝居していく中で探せたらいいなと思っています」と話した。今作はオリジナル作品ということから、「答えや手本がない中でお芝居をするというのは、緊張もあり、楽しみもありという感じです」と明かした。

 これまでも頑張る女の子を演じたことがある上白石さん。「今回はどのように“普通の女の子”を演じていきたい?」と聞かれると、「奈未は全部人並みで、仕事もまあまあっていう要領の良さみたいなのもあると思うので、ドジっ子ではないと思うんですよね。なので、(ファッション業界が)まったく未知の世界だから分からないっていうお芝居がリアルにできたらいいな思っています」と話した。

 また、「今まで結構どんくさい役が多かったんですけど(笑い)」と振り返りながら、「奈未は意外とちゃっかりしているような、なるべく怒られずに生きたいというようなすごくみんなが持っているような気持ちを、役に投影できればいいなと思います」と続けていた。

 ◇菜々緒「得意分野とするような役」 玉森裕太「一緒にキュンキュンできたら」

 この日の会見には、菜々緒さん、玉森さんも出席した。菜々緒さんは、麗子役について、「わりと私が得意分野とするような役柄」と表現しながら、「奈未ちゃんが成長するきっかけになるような重要な存在ですので、そういったところをきちんと演じていければいいなと思います」と話した。

 強いキャラクターは「自分の代名詞みたいなもの」と考えているといい、「悪役じゃない役をやると『え? 悪役じゃないんですか?』とファンの人に残念がられることがけっこうあり(笑い)、久しぶりにドSで強くてみんなを巻き込む役で、自分自身もすごく楽しみです」とちゃめっ気たっぷりに話した。

 一方、子犬系イケメン御曹司役の玉森さんは、「久々すぎるキュンキュン系のドラマなので若干緊張はしているんですけど、見てくださる方が楽しんで、そして胸キュンをできるように一生懸命やらせていただきたいと思います」と意気込みを語った。「役を通して、演じながら一緒にキュンキュンできたらいいなと楽しみでもあります」とにっこり。

 「天然がゆえの思わせぶりな発言や行動とか、見ている方が『今はどっちなんだ?』とか、『本当に天然でやっているのかな? でもこれは考えたうえで何かしているのかな?』とかいろいろ考えてもらえるような、すごい難しいニュアンスだと思うんですけど、そこをうまく演じていきたいなと思っています」と話していた。

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