麒麟がくる:「3人の重臣」が語る長谷川博己 「知性と品性持ち合わせ」「しなやか」「ずっとナチュラル」

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で“麒麟をつれてくる男”明智光秀を演じる長谷川博己さん (C)NHK
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NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で“麒麟をつれてくる男”明智光秀を演じる長谷川博己さん (C)NHK

 俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の最終回(第44回)「本能寺の変」が2月7日に15分拡大版で放送される。副題の通り、同回で描かれるのは、“戦国時代最大の謎”とされる「本能寺の変」だ。信長(染谷将太さん)を討つため、光秀(長谷川さん)と共に本能寺に攻め込む3人の重臣、藤田伝吾役の徳重聡さん、明智左馬助役の間宮祥太朗さん、斎藤利三役の須賀貴匡さんが語った長谷川さんの“素顔”を紹介したいと思う。

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 第38回「丹波攻略命令」(2020年12月27日放送)から、光秀の家臣に加わった斎藤利三役の須賀さん。光秀役の長谷川さんとは同世代で、共演は、故・蜷川幸雄さん演出の2005年の舞台「KITCHEN キッチン」以来となった。

 長谷川さんに対して、「作品を拝見してきて、知性や品性、全て持ち合わせているすてきな俳優さんという印象をずっと受けてきた」という須賀さん。また「そんな長谷川さんとこの時期に、大変な時期と言っていいこの時期に、一緒に作品を作れるということへの喜びを感じてます」とも明かしていた。

 第12回「十兵衛の嫁」(2020年4月5日放送)に初登場。第17回「長良川の対決」(2020年5月10日)で光秀と共に越前に逃れて以降、光秀の「片腕」として存在感を発揮してきた左馬助役の間宮さんが抱く、長谷川さんのイメージは「しなやかな人」だという。

 また、間宮さんは「長い期間かけて撮影していても、状態をあまり変えず、フラットにいられる方だなという印象があります」といい、「人によっては機嫌が良かったり、イラついていたり、疲れてたりとか、その時々の状態の変化があると思うのですが、そういう波がない。自ら調整しているのか、無意識なのか分からないのですが、それがブレない人という印象があって、それが僕が思う“しなやかさ”です」と語っていた。

 第1回「光秀、西へ」(2020年1月19日放送)から登場し、光秀に付き従う、実直な性格の明智家家臣として人気を博してきた伝吾役の徳重さんから見た長谷川さんは「ずっとナチュラル」。

 徳重さんは「大きく構えることもなく、淡々とナチュラルにそこにいて。あとはすごく周りを見ているんですよ。光秀のように多くの家臣を持つ人間を演じるのに、まさにピッタリの人なのかなと本当に思いますし、伝吾のことも、どこか目の端で見てくれていて、大した人だなって思ってました」と感心していた。

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