俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)最終回(第44回)「本能寺の変」が2月7日に15分拡大版で放送され、平均視聴率(世帯)は18.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)を記録。2020年1月19日放送の初回19.1%に次ぐ、番組2位の数字で、有終の美を飾った。また、初回から最終回まで全44話の期間平均視聴率は14.4%だった。
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最終回は、宿敵・武田家を打ち滅ぼした戦勝祝いの席で、光秀(長谷川さん)は信長(染谷将太さん)から理不尽な叱責を受け、饗応役(きょうおうやく)の任を解かれる。追い打ちをかけるように信長は、光秀と縁深い四国の長宗我部征伐に相談もなしに乗り出すと告げる。
戸惑う光秀に信長はさらに、「備後の鞆(とも)へ向かえ」と告げると、鞆にいる将軍・義昭(滝藤賢一さん)を「殺せ」と究極の命令を突きつける。将軍を討てば「戦が終わる」と考える信長に光秀は「殿は戦の度に変わってしまった」と、その行き過ぎた態度をいさめるが、信長は「己を変えたのは戦ではなく光秀自身だ」と冷たく言い放つ。
やがて光秀は伝吾(徳重聡さん)、左馬助(間宮祥太朗さん)、斎藤利三(須賀貴匡さん)の3人の重臣に「我が敵は本能寺にある。その名は織田信長と申す」と謀反の決意を伝える。信長を討ち、心ある者と手を携え、世を平らかにすることが自分の役目であると考える光秀は、天正10(1582年)6月2日未明、軍勢を率いて本能寺を急襲する……という展開だった。
同回では、副題通り「本能寺の変」が描かれたほか、「光秀生存説」に含みを持たせる衝撃的なラストにSNSは大いに沸いた。
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