講談社ラノベ文庫(講談社)のライトノベルが原作のテレビアニメ「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」の第2期「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω」が、4月8日からTBS、BS-TBSで放送される。第2期には新キャラクターが続々と登場。その一人で、教会の最高権力者・大主神官の少女ルマキーナ・ウエスエリアを演じるのが伊藤美来さんだ。伊藤さんにとってルマキーナは「あんまり演じたことがないタイプのキャラクター」「新しい表現」で、気合を入れて臨んだという。伊藤さんにアフレコについて聞いた。
ウナギノボリ
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「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」は、むらさきゆきやさん作、鶴崎貴大さんイラストのライトノベル。多人数接続型オンライン(MMO)RPGで魔王と呼ばれるほど圧倒的な強さを誇っていた坂本拓真が、魔王ディアヴロとして異世界に召喚され、ヒロインに翻弄(ほんろう)されつつも強敵に立ち向かう……というストーリー。第1期が2018年7~9月にされた。
「異世界魔王」はバトル、お色気シーンなどさまざまな魅力のある作品だ。伊藤さんは第1期を見て、その魅力のとりこになった。
「男性の夢と希望が詰まった作品ですよね。キャラクターの掘り下げ、ストーリーも面白く、テンポもすごくよくて、異世界にいるかのように作品の世界に入り込みました。異世界に行けたらいいな!と思ったり(笑い)」
伊藤さんが演じるルマキーナは、大主神官ということもあり、正義感、信仰心が強い。一方で、どこか常識とズレたところもある。
「可愛くてフワフワしているけど、大主神官なので位が高く、正義感、信仰心が強い女の子です。位が高すぎるのか、ちょっとズレているところもあります。みんなが怖がるところで、怖がらなかったり。信仰心があって、落ち着いていて 普通の女の子とはちょっと違う。動じないし、自分の意見を堂々と言えます」
見た目は可愛いが、可愛いだけが魅力ではない。伊藤さんはバランスを意識しながら、ルマキーナを演じた。
「可愛い一面もありますが、可愛らしさを出し過ぎずに、意思の強さ、格好よさ、りんとした 品の良さを表現できたらと思いました。怖くなってはいけないので、優しさも意識していました。状況によっていろいろな顔を見せますし、ブレないように……と。難しかったですね、どこまで可愛くするのか、格好よくするのかを音響監督さんと相談しながら、細かくディレクションしていただきました。あんまり演じたことがないタイプのキャラクターですし、想像力を働かせて、頑張るぞ!と気合を入れて! ギャップにグッときていただけるとうれしいです」
お色気シーンも同作の魅力の一つだ。伊藤さんにとって挑戦となった。
「そこもこの作品の見どころですね。ここまでお色気シーンがあるのは、挑戦でした。くるぞ!くるぞ!と気合が入りました。思いっきり叫んだりして、やってやるぞという気持ちで楽しみました。新しい表現をできる楽しみもあり、不思議なテンションでしたね」
第1期がある作品ということもあり、アフレコに参加するまでは緊張もあったという伊藤さん。現場に行くと、緊張もほぐれ、役に集中できた。
「みんなの雰囲気がどんな感じなんだろう?と緊張していましたし、不安でしたが、皆さんに優しく受けて入れていただき、和気あいあいとしていました。せりふ量が多く、集中しなきゃ!という気持ちもあったのですが、皆さんに助けられましたね」
第2期の見どころを「新キャラクターがみんな個性豊かで、愛すべき癖のあるキャラクターばかりです。それに、ディアヴロさんがより一層格好よくなっています。バトルシーンも楽しんでいただきたいですね」と語る伊藤さん。ルマキーナの“ギャップ”を堪能したい。
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