鈴木亮平:7月期日曜劇場で初主演 「テセウスの船」以来、1年半ぶり“凱旋” 本格医療ドラマで勇猛果敢な救命救急医に

TBSの日曜劇場で放送される7月期の連続ドラマ「TOKYO MER~走る緊急救命室~」で主演を務める鈴木亮平さん(C)TBS
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TBSの日曜劇場で放送される7月期の連続ドラマ「TOKYO MER~走る緊急救命室~」で主演を務める鈴木亮平さん(C)TBS

 俳優の鈴木亮平さんが、今年7月期にTBSの「日曜劇場」(日曜午後9時)枠で放送される連続ドラマ「TOKYO MER(トウキョウ エムイーアール)~走る緊急救命室~」で主演を務めることが4月30日、分かった。鈴木さんが同枠のドラマに出演するのは2020年1月期の「テセウスの船」以来約1年半ぶりで、主演を務めるのは今回が初めて。都知事の命で新設された「TOKYO MER」という救命救急のプロフェッショナルチームを描く本格医療ドラマで、専門的で高度なオぺシーンも登場するという。

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 “MER”は「モバイル・エマージェンシー・ルーム」の略称。チームの使命は最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車両(ERカー)で、危険な事故、災害、事件の現場に駆けつけ、負傷者にいち早く救命処置を施すこと。彼らには“一人も死者を出さないこと”というミッションが課せられている。

 鈴木さんが演じるのは、主人公・喜多見幸太(きたみ・こうた)。大事故や事件に巻き込まれ命の危機に瀕する重篤患者を救うため、自らの危険を顧みず現場に飛び込んでいく勇猛果敢な救命救急医だ。

 映画「キングダム」や、日曜劇場の「グランメゾン東京」「危険なビーナス」などを手がける黒岩勉さんが脚本を担当。大型バスの多重事故やトンネル崩落など、スケールの大きいエピソードが連続するのも今作の見どころとなる。

 また、劇中に登場する“ERカー”は、8トン車を6カ月かけて改造し作り出された。現実には存在しない架空の設定の車両だが、ドラマを監修する現役の救命救急医たちが「もし本当にあったら“救急医療の理想”」だと語る特殊車両になっているという。

 キャスト、スタッフのコメントは以下の通り。

 ◇鈴木亮平さんのコメント

 僕が演じる喜多見幸太は、患者が搬送されてくるのを待っているのではなく、自ら事故や災害の現場に駆けつけ、いち早く命を救う救命救急チーム「TOKYO MER」のチーフドクターです。そして喜多見は、命懸けで危険な現場に飛び込み、勇敢に患者さんを救おうとする情熱を持っています。

 また、この作品で注目してほしいのは、オペ室を完備した最新鋭の“ERカー”が登場することです。監修の救命救急医の方々から、「理想の医療」だという声もお聞きしました。この作品が、今の大変な状況の中で働く医療従事者の方々へのエールになればうれしいですし、一つ一つの命の大切さを改めて伝えていけるようなドラマにできればと思っています。“日曜劇場”らしく、熱く、スケールの大きなドラマをお届けしたいと思いますので、楽しみにしてください。

 ◇脚本・黒岩勉さんのコメント

 コロナ禍におきまして、人間の一番キレイな部分といいますか、心を動かされる瞬間というのは、自己犠牲を払って他の誰かを助ける姿なのだなと改めて思いました。こんな時代だからこそ、誰かのために必死に戦うヒーローが見たい。最強のナイスガイ・鈴木亮平さんとその仲間たちがきっとかなえてくれます。

 とても真剣な医療モノなのですが、とことん痛快な「アクションエンターテインメント」を目指して書かせていただいています。医療従事者だけではなく、その周りでサポートする人々も含め、危機的・絶望的な状況の中でも、冷静に、的確に、前向きに、ただひたすら命を助けようと奮闘する人たちのお話です。これを見ると、自分の周りにいる人たちに感謝したくなる。ささくれ立っていた気持ちがちょっとだけ優しくなる。そんなテレビ番組になれれば最高に幸せです。

 ◇演出・松木彩さんのコメント

 以前、救急医療やレスキューの現場を拝見する機会があり、見ず知らずの他人のためにこんなにも危険を顧みず人生を懸けている人たちがいるのかと大変衝撃を受けました。彼らのすさまじさと、その時感じた「この人たちがいればきっと大丈夫だ」という安心感を、喜多見とMERチームの姿を通して伝えていきたいです。真夏の日曜夜にスカッと前向きになれる作品をお届けしたいと思いますので、どうぞご期待ください。

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