N.Flyingキム・ジェヒョン:「きみセカ」“ミンジュンロス”は「自分にとって特別な言葉」 初の日本ソロ活動で「大きな愛いただいた」 

連続ドラマ「君と世界が終わる日に」に出演した「N.Flying」のキム・ジェヒョンさん
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連続ドラマ「君と世界が終わる日に」に出演した「N.Flying」のキム・ジェヒョンさん

 今年1月期に日本テレビでシーズン1が放送され、3月21日~4月25日にオンライン動画配信サービス「Hulu(フールー)」でシーズン2が展開した連続ドラマ「君と世界が終わる日に」。“生ける屍(しかばね)=ゴーレム”が出現した終末世界が舞台のサバイバルラブストーリーで存在感を示したのが、韓国の人気バンド「N.Flying(エヌフライング)」のキム・ジェヒョンさんだ。ジェヒョンさんはシーズン1で、心優しき青年ユン・ミンジュンを好演。ゴーレムの餌食となった後には、視聴者の間で“ミンジュンロス”が起こるなど反響を呼んだ。こうした盛り上がりについて、ジェヒョンさんは「『ミンジュンロス』という言葉が自分にとってすごく特別な言葉になった」と語る。演じた役柄への思いや、共演者とのエピソードなど、本作への出演を振り返ってもらった。

 ◇「こんなに愛してくれて…」 ミンジュン役で得た充実感

 ジェヒョンさんが演じたミンジュンは、韓国から日本にやって来た寡黙ながらも心優しい青年。終末世界を生き抜く仲間たちの調和を保っていた存在で、特に主人公の間宮響(竹内涼真さん)には信頼を寄せ、「日本で最初の友達」と慕う姿もあった。しかし、シーズン1の第7話でゴーレムに転化。仲間たちに囲まれながら、皮肉にも響の手で静かに最期を迎えた。

 こうしたミンジュンという役について、ジェヒョンさんは「人間性を一番見せてくれたキャラクターだった」と振り返る。「ミンジュンは人と人とのつながりを大切にする人物だったので、出会った頃と親しくなってからの性格の変化を非常に考えました。最初は少しぎこちなく、言葉数も少なく、よく笑うわけでもなかったですが、仲間と過ごしていくうちに少しずつ明るくなっていく姿を見せられたらと思いました」と語った。

 そんなミンジュンは、仲間たちの間で“心の支え”にもなっていただけに、死後、視聴者は「喪失感半端ない」とロス状態に。ツイッターでも「ミンジュン」がトレンド入りするほどの反響ぶりだった。SNSを中心とした視聴者の盛り上がりは、本人にどう映っていたのだろうか。

 質問に対し、ジェヒョンさんは「本当にすごく不思議でした」と驚きを明かし、「こんなにミンジュンを愛してくれて感動しましたし、ミンジュンがたくさんの方に良い影響を与えたと思うと幸せです」と感慨。「『ミンジュンロス』という言葉は、僕にとってすごく特別な言葉になりました」と思いをかみしめていた。

 ◇戦闘シーン、演じ分けに苦戦も撮影は「いつも楽しかった」

 生死を懸けた極限状態でのサバイバルを描いた本作。ジェヒョンさんは「ゴーレムとの戦闘シーンがとても難しかった」と話し、「特に蹴り技をやるとき、正確に相手の俳優さんと息を合わせるのが大変でした。ドラマ上ではゴーレムですが、実際にはゴーレム役をしている人なので、強い蹴り技をするのが難しかった」と苦労を語る。

 また、ジェヒョンさんはシーズン2にも別役で参加。ミンジュンと同じ顔を持つ“ブーツの男”役で、シーズン1とは打って変わった冷酷なキャラクターを演じた。ジェヒョンさんは「ミンジュンは温かい心を持っていましたが、ブーツの男は冷たい心を持っていなければなりませんでした。現場でもスタッフの方たちから『悪いミンジュン(泣き)』と言われるほどに……。顔は同じなのに、完全に違う性格を演じるのは難しかったです」と、役作りにおいても奮闘したようだ。

 しかしながら、撮影は「いつも楽しかった」という。「現場に行くときにはいつもワクワクして、友達に会いに行くような感じでした」と明かし、「屋外での撮影中、寒がる共演者の方々に『寒いときには……踊りましょう!』と声をかけたら、いきなりだったのに皆さんが一心同体になってダンスを踊ってくれました」と、仲の良さが伝わるエピソードも教えてくれた。こうした共演者との関係性が、きっとジェヒョンさんにとって励みになっていたのだろう。

 ◇初めての日本ソロ活動は“丈夫な階段”に ドラマ共演者から得たものは?

 そんなジェヒョンさんは、1994年7月15日生まれ。2013年から韓国のバンド「N.Flying」のメンバーとして活動している。今回のドラマ出演をきっかけに、より日本でも知名度を広めた彼に、改めて自己紹介をお願いしてみた。

 「こんにちは。ドラム担当キム・ジェヒョンです。ドラマ『君と世界が終わる日に』にミンジュンとして出演できて、たくさんの方に愛されることができて本当にありがたいです。N.Flyingはたくさんの方に元気を与えるために、80歳まで一緒にバンドをやろうと目指すグループです。いつも一生懸命に皆さんが幸せになるために頑張ります」と、多幸感あふれるあいさつが印象的だ。

 これまでグループとしては日本でも活動を行ってきたが、単独での活動は今回が初めて。ジェヒョンさんは「日本語に対してはある程度自信があったのですが、大きな誤算でした。撮影現場では共演者やスタッフの方々から多くの日本語を学びましたし、特に共演者の皆さんからは話し言葉をたくさん学んだように思います」と、自身への影響の大きさを明かす。

 そして、この活動期間をステップアップの「丈夫な階段」だと例え、「僕だけでなく、N.Flyingとしても助けになり、ドラマを機にとても大きな愛をいただいたので、ただの階段ではない“丈夫な階段”と表現したい」と語った。

 ◇20代後半も「高校生役やってみたい」 アニメ作品に携わる夢も

 ジェヒョンさんは、今後の日本での俳優活動にも意欲的だ。「ドラマ、映画、機会があればできるだけたくさん挑戦したいですし、僕は韓国で28歳、日本では26歳ですが、高校生役もやってみたい。久しぶりで恋しい学校という場所で、日本の高校生活を体験してみたいです」と話す。「できるなら『君と世界が終わる日に』の皆さんともう一度お芝居もしてみたい」とも、共演者への愛もあふれさせていた。

 さらに、日本のアニメが大好きだといい、「アニメの実写映画がたくさん公開されているので、僕もやってみたい! 主題歌にも参加してみたいですね!」と夢を膨らませる。N.Flyingとしては、「一日も早くライブをしたい。僕たちを待っていてくださる日本のファンの方たちと一緒に会場で遊びたいです」と願い、「ライブで日本語で会話もしてみたい」と、今回の経験を生かそうとする姿勢も垣間見えた。

 韓国では、6月30日に新曲「Amnesia」のリリースを控える。ジェヒョンさんは「この曲は前進する感じが強い曲。『Amnesia』は『記憶喪失』という意味ですが、今の大変な状況をみんなで乗り越えた後に、このつらい期間を忘れて、一緒に楽しみながら前に進んでいきたい」と思いを込めた。今回の経験を糧に、一回り大きく成長したジェヒョンさんが描き出す“これから”が楽しみだ。

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