武藤敬司：「君と世界が終わる日に」SPドラマで“武藤ゾンビ”に　引退後初の映像出演

　元プロレスラーの武藤敬司さんが、俳優の竹内涼真さんが主演を務め、3月19日午後10時半から日本テレビ系で放送されるスペシャルドラマ「君と世界が終わる日に 入門編 完全新作SP」に、強大な敵「ボスゴーレム」として出演することが3月13日、分かった。2月21日に、約38年に及ぶ現役生活に幕を下ろした武藤さんの、引退後初の映像作品への出演となる。

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　ドラマは、主人公・間宮響（竹内さん）が、姿を消してしまった恋人、小笠原来美（中条あやみさん）を探して旅をしていたころに起こった、知られざるストーリーを完全新作1時間スペシャルとして放送する。柄本時生さん、泉里香さん、小宮璃央さん、横溝菜帆さん、トリンドル瑠奈さんらが出演。人気動画クリエーター集団「フィッシャーズ」からシルクロードさん、モトキさん、ダーマさんが“盛り上げ隊長”として参戦し、これまでのシリーズとは一味違うコミカルな世界観になる。

　2021年に放送されたシーズン1を見ていたという武藤さんは「出演することができて光栄です」と喜び、特殊メークについては「もう一人の武藤敬司の化身である『グレート・ムタ』というキャラクターがあるので、（そういう扮装には）慣れてますね」と余裕の表情を見せた。

　“武藤ゾンビ”は、顔や体に細かく色やディテールを作り込んでいく特別仕様。撮影後のインタビューでは「メークに2、3時間近くかかりましたが撮影はあっという間で……。撮影現場っていうのは大変だね。でも楽しかったです」と感想を述べ、「メークを落とすなんてもったいない。あと3日くらいこの格好をしていたい」と気に入った様子。

　作品にちみ、「もしゾンビに遭遇したらどのように倒す？」という質問には、「闘って勝負するしかないですね。『シャイニング・ウィザード』をかましてやりますよ」と力強く語り、楽しみにしている視聴者に向けて「一生懸命頑張って演技しますので、どうかよろしくお願いします。イヤァ！！！」と“プロレスLOVEポーズ”付きでメッセージを寄せた。

　劇中で、武藤さんが演じる強大な敵「ボスゴーレム」は、柄本さん演じるゾンビハンター、エースの前に立ちはだかる。

　「君と世界が終わる日に」は、ゴーレムに占拠された死と隣り合わせの“終末世界”を舞台に、響とその恋人・来美らが生き残りをかけた戦いに身を投じる姿を描くサバイバルラブストーリー。シーズン1が2021年1月期に日本テレビ系で放送され、シーズン2が同年3月からHuluで独占配信。2022年2月25日の「金曜ロードショー」（同局系、金曜午後9時）では新エピソード「特別編」が放送され、同日からシーズン3がHuluで独占配信。

　SPドラマから始まる「ファイナル・プロジェクト」として、ドラマ放送後にHuluでシーズン4を独占配信。映画化も決定している。