良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
女優の清原果耶さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おかえりモネ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第12回が6月1日に放送され、お笑いコンビ「まえだまえだ」の“お兄ちゃん”こと前田航基さんが初登場した。
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演じる後藤三生は、島で1000年続くお寺の息子。明るくて人懐っこく、同級生チームのムードメーカーだ。高校卒業後は仏教を学ぶため仙台の大学に進学したはずが、親に無断で逃げ出し、こっそり島に帰ってくる。果たして自分に僧侶が務まるのか、悩みに向き合うことに……という役どころとなっている。
前田さんは「最初お話をいただいたときは、寺の息子なので由緒正しいおとなしい子だと思ってましたが、実際に台本を読むととても明るくて、印象が変わりました。三生は悩みを抱えながらも、永浦家や幼なじみたちに助けてもらって、また頑張るぞと奮起して、でもだめで恐る恐る帰ってきてみたいなところがすごく可愛らしくて、愛着が湧きました」と明かす。
「あとは、自分とちょっと似ているなと思うところもあって」という前田さんは、「僕も4歳ぐらいから芸能の仕事をしていて、楽しくお芝居している中でも、本当に自分のしたいことはこれなのかと考えたことがありました。最終的に『お芝居を仕事にしたい』と決意したんですが、三生も寺に生まれて、そのまま坊さんになるしかないのかという悩みがある役柄。僕にとっては共感できる部分が多かったです」と振り返った。
朝ドラは2010年度後期の「てっぱん」以来。当時は小学生で、「あのときは受験をしながらだったので、共演者の皆さんに勉強を見てもらったり、いろいろとお世話になりました。今回は僕の年齢も上がったので年が下の子も3人くらいいます。自分も大人になったなと、最年少者じゃなくなっていくんだなと実感しているところです」と話している。
また、今回の「おかえりモネ」では髪を初めて金髪に染めた。「僕は昔から昭和顔とか昔の日本人っぽい顔って言われていたんです。自分もそう思っていたので、金髪になったら面白いだろうなって思っていたんですけど、なってみたら思ったほどでもなくて(笑い)」と告白。「染めたあとに、友達とオンライン飲みをする機会があって、急に金髪の僕が何の予告もなしに現れるわけです。最初は『え? 何それ? フィルター?』って言われたんですけど、『役で染めている』と言ったら、すぐに『そっちの方がいいんじゃない』と言われることも意外とあって。そうなんだと。思ったよりは好評でした」と笑顔を見せた。
「おかえりモネ」は、「透明なゆりかご」(NHK、2018年)、「きのう何食べた?」(テレビ東京系、2019年)の脚本家・安達奈緒子さんによるオリジナル作品。宮城県気仙沼生まれのヒロインが、同県の登米(とめ)で青春を過ごす中で、気象予報士の資格を取り上京。民間の気象会社に就職し、天気予報にまつわるさまざまな経験を積み、そこで得た経験をもとに故郷に戻って、人々に貢献する物語だ。
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