おかえりモネ:坂口健太郎が好演 “菅波沼”にハマる視聴者が急増?

NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」で坂口健太郎さんが演じている菅波光太朗 (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」で坂口健太郎さんが演じている菅波光太朗 (C)NHK

 清原果耶さん主演の連続テレビ小説(朝ドラ)「おかえりモネ」(NHK総合、月~土曜午前8時ほか)で、坂口健太郎さんが演じている若手医師・菅波光太朗が話題だ。第5週「勉強はじめました」(6月14~18日)では、天気についてもっと知りたいと思い始めたヒロイン・永浦百音(清原さん)の気象の勉強に辛抱強く付き合うなど、不器用な彼なりの優しさが表出。2度目の朝ドラ出演となる坂口さんの好演も相まって、視聴者から「菅波沼にドボンしました」「まんまと菅波沼にどハマりしてしまった」「菅波沼どっぷり」「菅波沼、社会現象になる予感」といった声が聞こえるようになってきた。

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 ◇無愛想ながら誠実な人柄 百音を子供扱いせず、一人の社会人として向き合う

 坂口さん演じる菅波は、サヤカ(夏木マリさん)が開設した登米(とめ)の診療所の医師。東京の大学病院に籍を置き、1週おきに診療所へやってくる。さほど地域医療に興味がないのか、常にドライで無愛想……という設定で、ドラマには第1週から登場。

 5月18日放送の第2回では、百音から医者になった理由を尋ねられるも、「ほとんど話したこともない人から、いきなりされる内容じゃないと思うんですが……」と初めはやんわりと拒絶。ところが少し間を置いてから、「人の命を救いたいと思ったからです」と答え、無愛想ながらも誠実な人柄をのぞかせた。

 また、5月28日放送の第10回では、雷雨に見舞われた山中から避難を終えたあと、百音にかけた菅波の言葉に視聴者の関心が集まった。

 小学生の圭輔(阿久津慶人さん)共々、無事に下山することができた百音。圭輔の父親から感謝されるも、その場を見ていた菅波は、「『あなたのおかげで助かりました』っていうあの(感謝の)言葉は麻薬です」と切り出すと、「永浦さんは詰まるところ何もしていません」「何かあれば責任が生じます」と苦言を呈した。

 冷たい物言いのようにも思えるが、百音を子供扱いせず、一人の社会人として向き合う、菅波の誠実さがここにも表れていたようにも思える。

 ◇サメのぬいぐるみにギャップ萌え “熱伝導”にキュンキュン 際立つ菅波の「可愛さ」

 百音の前でポーカーフェースを崩さなかった菅波が、隙(すき)を見せ始めたのが、百音が帰省を挟んで登米へと戻ってきた第5週からだ。

 6月14日放送の第21回では、気仙沼から登米に向かうバスの中で百音と偶然遭遇。そのとき菅波はサメのぬいぐるみと一緒で、「ギャップ萌え…」「サメでフフッとなった」「菅波先生と可愛いサメのぬいぐるみのツーショットのギャップにやられた」などと視聴者は反応。また、百音の「可愛いですね」との言葉に「僕はサメの生態に興味があるだけです。サメは自然治癒力が高いんです」と取り繕おうとすると、「サメについて語ってるときの顔、いままでに見せたことがない笑顔だったよ、先生」「サメの話をする菅波先生、可愛い」といった声も上がった。

 さらに同週では、菅波がマンツーマンで百音に勉強を教える様子が随所で登場。6月16日放送の第23回では、百音が気象について解説した子供向けの本を読んでいるところに、現れると、グラフや氷を使って雨が発生するメカニズムを解説。「私も受けたい!」「ありがたすぎる」「菅波先生、授業上手~」と菅波の“個別指導”を羨む視聴者が続出した。

 勉強を通して、距離を縮めつつある菅波と百音。6月18日放送の第25回では、そんな2人が“触れ合う”姿が描かれた。

 熱伝導の仕組みが分からない百音のため、サヤカは菅波と百音を、肩を寄せ合うようにソファーに座らせると、2人に“触れ合うと相手の熱が伝わる”ことを体感させ、熱伝導を説明。菅波と百音の何とも不器用な反応には、「恋の始まり?」「キュンキュンしちゃった」「恋、発展するね~」と大いに盛り上がった。

 見ていてほっこりするような菅波と百音の関係性だが、際立つのが菅波のギャップ萌えしてしまう「可愛さ」だ。クールを装っていた菅波のキャラクターが、百音の真っすぐさによって崩れていくのは見ていて心地よく、そう思わせてくれる坂口さんの演技巧者ぶりも見事。今後も“菅波沼”にハマる視聴者は増え続けるのではないだろうか。

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