良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
女優の松たか子さん主演で、今年4~6月に放送された連続ドラマ「大豆田(おおまめだ)とわ子と三人の元夫」(カンテレ・フジテレビ系)が、放送文化の向上に貢献した番組や個人・団体を表彰する「ギャラクシー賞」(放送批評懇談会)テレビ部門の2021年6月度月間賞を受賞したことが7月20日、分かった。
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また、6月2、9、16日に放送されたお笑いコンビ「オードリー」がMCを務めるテレビ東京のバラエティー番組「あちこちオードリー」(水曜午後11時6分)、同月6日深夜放送の「NNNドキュメント’21『定点から問い続ける~雲仙普賢岳 大火砕流 30年~』」(長崎国際テレビ)、同月13日にNHKで放送の「NHKスペシャル『若者たちに死を選ばせない』」(総合)も同賞を受賞した。
放送批評懇談会は、「大豆田とわ子と三人の元夫」について「恋愛ドラマでありつつ、最後は恋愛を超えて普通の日常を肯定する結末へ持っていく手並みの鮮やかさが光る。かつてトレンディードラマの書き手でもあった坂元裕二の成熟を示す見事な脚本。その世界を体現する3人の元夫役の松田龍平、岡田将生、角田晃広やかごめ役の市川実日子なども良かったが、やはり主演の松たか子が素晴らしかった」と評価した。
「あちこちオードリー」については「『番組MC』というテレビならではの職業。いつしか芸人の仕事のようになったが、本来『逸脱したい』芸人の性とは相性が悪い。そんな葛藤をロンブー淳が率直に語り、司会の若林も共鳴していく。『反省ノートSP』も含め、それぞれの立場の芸人が抱えるリアルな悩みや心情をあぶり出すとともに、一級の『テレビ論』にもなっていた」と評した。
「NNNドキュメント’21」には「報道陣、地元消防団など合計43人もの犠牲者を出した雲仙普賢岳の大火砕流事故から30年。地元住民が報道陣に対して持ち続けてきた厳しい批判の感情を乗り越えて、そのシンボル的な場所『定点』を事故の教訓を継承する地として蘇(よみがえ)らせる地元の動きを伝える。メディアが関わった大事故の背景にある複雑で深刻な問題を掘り起こした」とした。
NHKスペシャルには、「警察の30万件以上の自殺統計原票の詳細な分析と、個々の自殺についての丁寧な取材を通して、コロナ禍でますます増えつつある若者たちの自殺について多角的に考察。『大丈夫? と問われたら大丈夫としか答えられない』、『休もう』と言ってほしいなど示唆に富んでいた。『心の着地点がない』という遺族の言葉が悲しい」と評価した。
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