犬王:湯浅政明監督の劇場版アニメ ベネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門選出

「犬王」の一場面(C)“INU-OH” Film Partners
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「犬王」の一場面(C)“INU-OH” Film Partners

 「夜明け告げるルーのうた」「映像研には手を出すな!」などの湯浅政明さんが監督を務める劇場版アニメ「犬王」が、第78回ベネチア国際映画祭のオリゾンティ・コンペティション部門に選出された。同部門は、先鋭的な映画を発掘し、世界の新しい潮流を紹介するために2004年に新設。日本の長編2Dアニメが同部門に選出されるのは、初めて。他部門を含めても、2013年の「風立ちぬ」以来8年ぶり、フル3DCGアニメーションを含めると2016年の「GANTZ:O」以来5年ぶりに日本の長編アニメが選出された。

 映画祭の発表では、「犬王」は「歴史上の権力に対抗するユニバーサルなドラマ性を持ち合わせた、ある種のロック・オペラだ!」と紹介された。選出を受けて湯浅監督は「室町時代にロックな演奏で歌唱で舞で、自分の生き方を貫き、宿命的な奈落から駆け上がって行った2人。映画は見てるだけで胸が熱く、あがるものになるはずです」と語っている。

 「犬王」は、作家の古川日出男さんが「平家物語」を現代語訳した「平家物語 犬王の巻」(河出書房新社)が原作。南北朝~室町期に活躍し、世阿弥と人気を二分した能楽師・犬王、盲目の琵琶法師・友魚の友情が描かれる。

 マンガ家の松本大洋さんがキャラクター原案を手がけ、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」「アンナチュラル」などの野木亜紀子さんが脚本を担当する。NHKの大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」などで知られる大友良英さんが音楽を手がける。ロックバンド「女王蜂」のボーカル・アヴちゃんが犬王、俳優の森山未來さんが友魚の声優を務める。2022年初夏公開。

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