片桐はいり:58歳で連ドラ初主演 現実逃避の衝動誘う物語の元裁判官役 

9月15日スタートの連続ドラマ「東京放置食堂」に出演する片桐はいりさん(C)「東京放置食堂」製作委員会
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9月15日スタートの連続ドラマ「東京放置食堂」に出演する片桐はいりさん(C)「東京放置食堂」製作委員会

 女優の片桐はいりさん(58)が、9月15日からテレビ東京の「水ドラ25」(水曜深夜1時10分)枠で放送される連続ドラマ「東京放置食堂」に主演することが8月27日、分かった。片桐さんが連続ドラマで主演を務めるのは初めて。主人公の元裁判官・真野日出子に扮(ふん)する。

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 東京放置食堂は、東京・大島で育まれる人間模様を描く。日出子は、初志貫徹の性格で、裁判官として多くの被告人を裁き更生させてきたが仕事に疲れ、退官。「究極の現実逃避」の最中に訪れた大島で「風待屋」を営む若い店主と島名物のくさやを通し、第2の人生の扉を開く様を描く。島のおいしい料理も紹介するという。

 風待屋の店主の小宮山渚は工藤綾乃さん、島民は与座よしあきさん、松川尚瑠輝さん、梅垣義明さんが演じる。

 ◇片桐はいりさんのコメント

 ひょんなことから裁判官を辞めて、伊豆大島の食堂に流れついた夜ドラヒロインに任命されました。ちょっとおせっかいで昔かたぎの説教好き。自分もさまよい中なのに、ちょっと良いこと言ったりします。ほったらかしの魅力があふれた大島で、島の仲間やびっくりするようなゲストの方々とすったもんだを繰り広げます。週の半ばの真夜中にほんの一時、都内にある最果て島にご一緒できれば幸いです。

 ◇寺原洋平のプロデューサーのコメント

 以前、自社の番組で「逆向き列車」という会社員が当日に有休をとって普段乗っている逆の方向の電車に乗るという番組があったのですが、逆向きでも飽き足らない衝動を抱えている人はどうすれば良いのかとずっと疑問を感じておりました。(東京・)竹芝からたった1時間45分で行ける東京アイランド「大島」、今回とうとうその答えを見つけてしまいました。大島の小さな港にある片桐はいりさんが働く居酒屋。そこには衝動を抑えきれなかった現代人が訪れます。水曜の深夜、このドラマで実現可能な究極の現実逃避に癒やされてください。そして、自分も明日の用事を全てキャンセルして、大島に行ってしまいたいという背徳の衝動にあらがってください。9月15日「有給休暇テロ」系ドラマがいよいよスタートです。

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