真犯人フラグ:日テレ2クールドラマ 「あな番」で得た“視点の変化”生かした仕掛けも

日本テレビの社屋
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 日本テレビは9月2日、10月期の番組編成を発表した。同局は、10月から西島秀俊さん主演の連続ドラマ「真犯人フラグ」(日曜午後10時半)を2クール放送。加藤正俊チーフプロデューサーは、同枠で2019年に2クールにわたって放送され話題を呼んだ「あなたの番です(あな番)」を例に挙げ、「(あな番は)1クール目と2クール目で章を分けて、視点を変えたことが功を奏したと思う。今回もそれを生かして、1クール目で盛り上がりを作り、2クール目につなげるという仕掛けを考えています」と語った。

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 また、連ドラは「映画やスペシャルドラマと違い、10数時間かけて描く醍醐味(だいごみ)があり、生活の中に毎週あるところがいいところ」だと話し、「今回は考察ミステリーという形ですけど、いろんなジャンルで、クールにとらわれないような届け方も模索していきたい」と明かした。

 「真犯人フラグ」は、あな番シリーズで企画・原案を手掛けた秋元康さんをはじめ、同シリーズのスタッフが再集結して制作する完全オリジナルの新作ミステリー。主人公の真面目な会社員・相良凌介の妻と高校生の長女、小学生の長男が失踪。SNSで「あの旦那が殺したんじゃないの?」という「フラグ」が立ったのを機に、凌介が日本中から疑惑の目を向けられ、社会的に追い詰められながらも、真実を暴くため壮絶な戦いに挑んでいく。凌介を西島さんが演じるほか、凌介の妻の真帆を宮沢りえさん、凌介の部下で真帆失踪の真実を暴いていく“相棒”二宮瑞穂を芳根京子さんが演じる。

 加藤さんは、凌介について「ピンチに追い込まれる主人公ですが、実はお人よしで人を疑うことができず、ポンコツでもある。逆に人を信じる力、折れない強さ、家族への愛が周囲を動かす」と説明し、撮影の様子について「西島さんがとてもチャーミングに演じてくださっている。私も見たことのない西島さんだと感じていますので、視聴者の方が応援したくなる主人公になっていると思います」と期待を寄せた。

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