今年3月30日に放送された、俳優の坂口健太郎さん主演のスペシャルドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班 スペシャル」(カンテレ・フジテレビ系)が、韓国の「ソウルドラマアワード2021」で、「今年最も評判になった海外制作ドラマ」として「インターナショナル・ドラマ・オブ・ザ・イヤー(非競争部門)」を受賞したことが10月21日、分かった。また、坂口さんも、本作での演技や多方面の活躍が評価され、今年アジアで最も活躍し、多くのファンに愛された俳優に贈られる「アジアスター賞」を受賞したことが分かった。
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「シグナル 長期未解決事件捜査班 スペシャル」は、2018年4月期に放送された連続ドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班」(同)の続編として放送された。韓国で数々の賞を受賞した同名ドラマのリメーク作で、坂口さん演じる“現在”の刑事・三枝健人と、北村一輝さん演じる“過去”の刑事・大山剛志の2人が、謎の無線機を通じて交信し、未解決事件を解き明していく姿が描かれた。今年4月には、映画も公開された。
坂口さんは「シグナル」の受賞について「この作品は、僕が初めて主演を務めさせていただいた、僕の中でとても思い入れのある作品です。連続ドラマをやって、スぺシャルドラマ、映画版を作って。僕の中で意味のある、大きな作品となりました」と喜んだ。
自身のアジアスター賞の受賞については「名誉のある賞をいただけてすごくうれしいです。俳優という仕事は、孤独な瞬間もあれば、チームワークを求められることもあります。そういった作品を丁寧にやってきた証なのかなと自信になりましたし、自分がそうやってきて良かったなと、改めて再確認できました」とコメント。
続けて、「アジアスター、というワードのパワーがすごくて、そういう賞をいただいていいのかなというのが、最初に思ったことです。日本を出て、海外の作品に参加したりとか、海外の座組で映画やドラマを撮ったりという経験がまだないので、そんな自分が、日本でいろんな作品を丁寧に撮ってきた中で、そこでの活躍を認められたのがうれしかったです。ただ、この賞をもらったことによって、もう一度、兜(かぶと)の緒を締め直さないといけないという気持ちになりました」と意気込んだ。
「ソウルドラマアワード2021」は、韓国放送協会とSDA組織委員会が主催する国際的なドラマの祭典として2006年から開催されており、16回目となる今年は、世界41カ国から238作品がエントリーされた。
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