女優やタレントとして活躍する田中みな実さんがこのほど、東京都内で行われた、自身が初プロデュースを手掛けたガードルが付くムック「田中みな実×PEACH JOHN ファーストガードル BOOK」(講談社)の会見に登場。10月20日に発売された同ムックは発売前に重版となるなど話題を集めたが、田中さんは「ガードルってそもそも勝算がない商品なんです」とし、「PEACH JOHN(ピーチ・ジョン)さんにとっても未知の分野。そこにあえて挑戦したので、予約が出る(始まる)まで寝られなかったんですよね。売れなかったらどう責任とればいいんだろうって……」と当時の胸中を吐露。「ガードルという、みんなになじみがないものを作ってしまったから『売れなかったらどうしよう』と、その不安とずっと戦っていました」と率直な心境を明かした。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
ムックについて田中さんは、「道のりは険しいものだった」と完成までの苦労をのぞかせ、「開発するうえでのノウハウというものがブラジャーほどはなかったということもあったし、いちタレントの意見がどれぐらい理解してもらえるか、ということもあった」と不安だった日々を回顧。また、「“仲良しこよし”ではやっぱり商品は作れないんですよね。どうしても戦わなければならない場面が結構ありました。『納期に間に合わない』『それはそちらの都合ですよね』と(笑い)」と苦笑いで振り返りつつ、「でも最終的にこれだけいいものができあがると、みんなハッピーなんです。どれだけ言い争っても、できあがると『このチームで作れてよかったね』と……。全員が納得の太鼓判の商品ができたと思っています」と手ごたえを明かした。
プロデュースしたガードルは、毎日はきたくなるものを目指すなど生地とはき心地にこだわり、100着近くのガードルを入手して解体するなど研究したという。田中さんは「いくつもいくつも作って、工場にいろんなパターンを直しに出して、何回もやり取りを重ねて。(制作)期間は、1年近くかかって完成したものです」と説明し、「タレントさんが商品をプロデュースするというと、いろんなスタイルがあるけど、色を選ぶだけとか柄を選ぶだけとか、そういうのもコラボ商品といえると思うけど、これは、私はコラボの域を超えていると自負しています」と自信をのぞかせた。
今後の“プロデューサー”としての計画を聞かれると、田中さんは「商品を作るってこんなに大変なことなんだ、ゼロから作ることがこんなに大変なんだ、と痛感したので、しばらくないです」と当面の活動は否定。続けて「私も嫌われたくないんですよ(笑い)。世の中的に嫌われるのはいいんですけど、身内に嫌われるのは嫌なんです」と冗談めかして語り、場を笑わせていた。
「ファーストガードル BOOK」は、田中さんがミューズ(モデル)を務めるファッションブランド「PEACH JOHN」から初プロデュースするガードルが付いたムック。48ページの「田中みな実責任編集 1冊丸ごとおしりBOOK」とセットになっており、現在発売中で価格は6490円。ガードルはラベンダー色で、サイズはS、M、Lのスリーサイズから選べる。なお、田中さんプロデュースのガードルはラベンダー色を含む全3種で、ベージュとブラックはPEACH JOHNで販売。