ドラマ1週間:同世代の宮沢りえ&寺島しのぶが初共演 初のヒロイン3人朝ドラ「カムカムエヴリバディ」スタート

NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第1回の一場面 (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第1回の一場面 (C)NHK

 1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回(10月30日~11月5日)は、女優の宮沢りえさんと寺島しのぶさんが2夜連続ドラマスペシャルで初共演を果たす話題、清原果耶さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おかえりモネ」の最終回視聴率が発表された話題、上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さん主演で、史上初の3人のヒロインが織りなす朝ドラ「カムカムエヴリバディ」(総合、月~土曜午前8時ほか)がスタートした話題などが注目を集めた。前後編で取り上げる。

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 10月30日、宮沢さんと寺島さんが、今冬に放送される「山崎豊子『女系家族』」(テレビ朝日系)でダブル主演を務めることが分かった。山崎豊子さんの同名小説(新潮文庫)が原作で、老舗木綿問屋「矢島商店」の当主・矢島嘉蔵の遺産をめぐる争いを描く。宮沢さんは嘉蔵の愛人・浜田文乃、寺島さんは矢島家の長女・矢島藤代をそれぞれ演じる。また2人は、宮沢さんが1973年、寺島さんが1972年生まれの同世代で、本作が初共演となる。

 同31日、俳優の吉沢亮さん主演のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」第33回「論語と算盤(そろばん)」が放送され、三野村利左衛門(イッセー尾形さん)、西郷隆盛(博多華丸さん)、大久保利通(石丸幹二さん)の“死”が、終盤のわずか数分で次々と描かれた。三野村の死はナレーションのみで語られ、西郷は新聞紙面によって、大久保は岩崎弥太郎(中村芝翫さん)に弟の岩崎弥之助(忍成修吾さん)が口頭で伝える形となり、SNSでは「あら三野村さん、ナレ死」「西郷さんは字幕死? いや新聞死…」「大久保さんはセリフ死?」と視聴者が反応した。

 11月1日、女優の清原果耶さん主演の朝ドラ「おかえりモネ」の最終回の視聴率が発表された。10月29日に放送された最終回は、平均視聴率(世帯)が16.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)を記録。初回から最終回まで、全120話の期間平均視聴率は16.3%で、初回視聴率の19.2%が番組最高の数字となった。

 同1日、上白石さん、深津さん、川栄さんが主演する朝ドラ「カムカムエヴリバディ」がスタートした。語りを務める城田優さんの第一声は、「A long time ago…(昔々)」という英語で、SNSでは「優しい英語ナレーションが昔のハリウッド映画っぽい」「落ち着いた声がすごく耳に優しくすてき」「英語ナレーションバリかっけえ」と反響を呼んだ。本作は、3人のヒロインが繰り広げる100年のファミリーストーリーで、昭和、平成、令和の時代に、ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の3世代親子を描く。上白石さんは祖母の安子役、深津さんは母のるい役、川栄さんは娘のひなた役として、バトンをつなぐ。

 同1日、新日本プロレスに所属する人気プロレスラーで、リーグ戦「G1 CLIMAX」で王者に輝いたオカダ・カズチカ選手が、フジテレビ系“月9”ドラマ「ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~」(月曜午後9時)に出演することが分かった。オカダさんは、2009年の「アタシんちの男子」以来、約12年ぶりのフジテレビドラマ出演。オカダさんの登場回、役柄は後日発表される。

 同2日、1日にスタートした「カムカムエヴリバディ」の初回視聴率が発表された。平均視聴率(世帯)は16.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)で、朝ドラの初回としては、前々作「おちょやん」の18.8%、前作「おかえりモネ」の19.2%に続き、20%の大台には届かなかった。

 同2日、俳優の矢野聖人(まさと)さんが、女優の江口のりこさん主演の連続ドラマ「SUPER RICH」(フジテレビ系、木曜午後10時)にゲスト出演することが分かった。11日放送の第5話で、携帯会社「三日月モバイル」の若き社長・森ノ宮大吾を演じる。矢野さんは現在、同局の「ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~」にもレギュラー出演しており、フジテレビの同クールドラマに並行出演することになる。

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