俳優の反町隆史さんが、2015年から出演してきた人気刑事ドラマシリーズ「相棒」(テレビ朝日系)を、今シーズンの「相棒season20」(テレビ朝日系、水曜午後9時)で卒業することが11月24日、分かった。同日放送の第7話で、反町さんのシリーズへの出演が125回となり、相棒役として歴代最多出演本数に到達。番組側との話し合いの中で、反町さんから歴代最多出演本数を更新する今シーズンいっぱいでの卒業の意向が示されたという。
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「相棒」は、警視庁の窓際部署「特命係」の杉下右京(水谷豊さん)が、その天才的頭脳で推理し、相棒と共に難事件を解決するドラマ。20年目のアニバーサリーシーズンとなる今作をもって、右京と冠城亘(反町さん)のコンビは7年目に突入した。
反町さんは「“歴代最多出演本数の相棒”ということを、まったく意識していなかったかというと、そうではありませんでしたし、それが全てかというと、そうでもないというのが正直なところです。ただ、相棒として何か残せないかというのは、常に考えていたことではあります」と心情を吐露。
「亘を歴代最多にしてくれたのは、水谷さんはじめ、キャスト、スタッフ、ファンの方があってのことでした」と話し、「ここまでやってこられたのは水谷さんがいたから。卒業について直接話した時、水谷さんがおっしゃったのは、『分かった』の一言でした。それでも、同じ俳優として、察してくださっていることを強く感じました」と明かした。
また、反町さんは「冠城亘として作品に加わって7年。常に僕の前を、一歩二歩ではなく、十歩も二十歩も先を歩いている人がいて。僕はその背中に追いつくのに必死で、追いつこうとするのですが、なかなか追いつけなくて」と振り返り、「ただ、追いつけなかったからこそ、7年という長い間、やってこられたのかなと思います。一言では言い表せない思いがありますが、今はとにかく感謝の気持ちでいっぱいです」と語った。
相棒として7年、共に歩んできた水谷さんは「ソリ(反町さん)で良かった、シーズン中何度も思ったことです。現場のスタッフたちもソリとの仕事を楽しみ、またソリを好きになっていきました。それは役者としてのソリばかりか、ソリの人間性そのものがそうさせたのだと思います」と告白。
「そのソリが相棒を離れることになりましたが、2人では多くを語っていません。話さなくても思いは充分分かり合っていると思うからです。この先冠城亘ではない役者ソリを見られることもとても楽しみです。ソリありがとう、と言いたいところですが撮影はまだ終わってませんね(笑い)。来年2月まで残りの撮影もよろしくねソリ」とコメントを寄せた。
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