風間俊介:朝ドラは「分岐点となった作品」 「カムカム」で共演の深津絵里 「これ以上ないくらい可愛かった」

連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で片桐春彦を演じる風間俊介さん (C)NHK
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連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で片桐春彦を演じる風間俊介さん (C)NHK

 上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さん主演のNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」(総合、月~土曜午前8時ほか)に出演している俳優の風間俊介さん。風間さんにとって同作は、2012年度後期の「純と愛」以来、9年ぶりの朝ドラで、弁護士の卵・片桐春彦を演じている。「僕の中で朝ドラというのは、多くの方に見ていただいて、いろいろなお声をいただいたすごく大事な作品です。何ていうか、ターニングポイントというか、分岐点となった作品に再び戻ってくることができてすごく幸せだなと思いました」と明かす風間さんが深津さんとの共演シーンなどについて語った。

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 「カムカムエヴリバディ」は、朝ドラ史上初の3人のヒロインが織りなす100年のファミリーストーリーで、昭和、平成、令和の時代に、ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の3世代親子を描く。上白石さんは祖母の安子役、深津さんは母のるい役、川栄さんは娘のひなた役として、バトンをつなぐ。

 風間さん演じる片桐は、るいが働いているクリーニング店に時々くるお客さん。ある出来事をきっかけにるいとの距離が縮まり……という役どころとなっている。

 風間さんはドラマについて、「親子3世代の流れをドラマで見ることができるって、なかなかありませんよね」と位置づけ、「物語ってやっぱり、主人公は『主人公』で、その周りをとりまく人たちは、その主人公の『周囲の人たち』……つまり『主人公』と『周囲の人たち』という見方がよくあることだと思います。でも、この作品では、安子もヒロインであり、るいもヒロインであり、最後にひなたの物語になったときに、すでに(視聴者は)安子とるいに思い入れがある上でひなたを見る。だから、ひなたの物語が最初から楽しみなわけです」と持論を披露する。


 また、初代ヒロインの安子を演じた上白石さんについては、「朝ドラのヒロインをやるべくして女優として生きている存在だと思っているので、『満を持して感』が僕にはあります。初めて萌音ちゃんに会った瞬間から、この子は朝ドラのヒロインをやるべきだ!という子だったので。健やかさの中に、臨機応変なしなやかさみたいなものを持っています。真っすぐなんだけど、ちゃんとしなることができる」と印象を語る

 一方、2代目ヒロイン・るい役の深津さんについては、「ほとんどの人がそうだと思うんですが、僕も大好きな女優さんなので、気持ちがはしゃいでしまっていますよね」と明かし、「撮影で深津さん演じるるいが僕のところに駆け寄ってくれるシーンがあるんですが、そのときのるいは、これ以上ない!と思うぐらい可愛かったです(笑い)」と声を弾ませた。

 最後に風間さんは、「世代を超えたこの物語は、親には親の物語があり、祖父母には祖父母の物語があるということを目の当たりにできるドラマです。そして、自分もいずれ、親になり祖父母になっていく。子供がいなかったとしても次の世代になっていきますよね。子供がおじいちゃんおばあちゃんを見たときに、『この人にも子供時代があったんだな』と思って、その子供も、きっと、歳を重ねるとまた『この人にも子供時代があったんだな』と思われる。この繰り返しだと思うんです。その尊さといったものを感じることができるので、それが最高にたまらない気持ちになると思うんです。きっと、いとおしさみたいなものがあるはずです。そんなところを見ていただけるとうれしいです」と思いを口にした。

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