海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
女優の山本舞香さん主演のスペシャルドラマ「デキないふたり」(テレビ朝日)が、1月3日深夜0時15分から放送される。過去に最悪の別れ方をした、広告会社で働く同期の男女の“大人のオフィスラブコメディー”で、山本さんの相手役を俳優の板垣瑞生さんが務める。山本さんは「こんなにキスシーンが多い役は初めてだったので、お話をいただいたときは『えっどうしよう』って戸惑いました」といい、板垣さんはそんな山本さんに対して「キスシーンの前に悩んでいる姿にキュンとしました」と話す。そんな2人に作品の見どころを聞いた。
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ドラマは、LINEマンガの恋愛ランキングで首位を記録したこともある、里村さんの同名マンガ(リブレ)の実写化。ウェブ広告会社の営業部で働く白藤奈緒(山本さん)は、美人で仕事もできるが、同期のライバルで、高校時代の元カレでもある黒瀬孝仁(板垣さん)との初体験のトラウマが原因で、まともな恋愛ができずにいて……というストーリー。奈緒に思いを寄せるイケメンデザイナー・金城冬馬(塩野瑛久さん)も加わり、三角関係を繰り広げる。地上波と動画配信サービス「TELASA(テラサ)」の“完全連動ドラマ”として、動画配信サービスTELASAオリジナル版が地上波版より一足先に配信中。地上波版は主に奈緒の視点で描かれる「ディスきゅん」編、TELASA配信オリジナル版は主に黒瀬の視点で描かれる「ムズきゅん」編となっている。
山本さん 奈緒は過去の黒瀬の“ある一言”が原因で、それから恋愛関係で一歩が踏み出せない子なのですが、今だに心の底で黒瀬に対して好きっていう気持ちを持っているんです。でも、好きだからこそ当たりが強くなってしまう。好きだからこそ思ってもいないことを言ってしまい、後から「ここまで言っちゃった……」って後悔してしまうところとかは、共感できる部分だと思います。また、好きな黒瀬には弱い部分をあまり見せませんが、あまり意識していなかった異性の金城には見せちゃう顔もあるっていう部分も、共感できる部分があると思います。
板垣さん 好きな人に対して“潔癖”な部分は似ているなって思いました。好きな人へなかなか一歩を踏み出せない部分は、黒瀬にすごく共感できました。
山本さん 正直言いますと、共演するまでそんなに板垣くんのことを存じあげていなくて。まず初めに「弟と同い年なんだ! 弟と同い年の子とキスするの!?」って思いました(笑い)。共演して思ったのは、すごく人なつっこい子だということ。スタッフさんに対してもフランクに接しているし。あと、人の顔をすごい見ているんですよ。それで「どういう感情で見ているの?」って聞いたら、「見たいから見ています」って。“ナチュラルきゅん”を振りまいていました(笑い)。いつもニコニコしているから、クールな黒瀬は難しいんじゃないかなと思ったのですが、大人っぽい雰囲気も持っているので、芝居では黒瀬になっていましたね。
板垣さん すごく一緒にお芝居してみたいなって思っていた方でした。現場でもクールでかっこいいのですが、キスシーンの前は悩んでいたり、可愛らしい部分もあって……。
山本さん 言わないでよ~(笑い)!
板垣さん キスシーンの前の時だけ、いつもと様子が違ったんです! むすっとした感じで、「えっ怒っているのかな?」って思ったら、緊張していたみたいで。そのピュアさに“きゅん”でした(笑い)。
山本さん キスシーンに慣れていないので……(笑い)。「どうしよう?」って悩んでいたんです。
山本さん キスシーンで目を開けていたら、監督から「目を閉じてもらっていい?」って言われたんです。「えっ! キスするときって目を閉じるんだ」って思って(笑い)! 目を閉じるのは「今かな?」「もう大丈夫かな?」って思いながらの撮影でした。
山本さん 新年早々に放送されるドラマで主演はありがたいなって思いました! ドラマも“胸きゅん”ではなく、“ディスきゅん”という、あまり聞きなじみのないディスりながらきゅんとしていく斬新(ざんしん)なドラマになっています。また、先に配信されるTELASA版は黒瀬の心の内が描かれていて、後から放送される地上波版の後に見ると「本当は心の中ではそう思ってたんだ!」って新たな発見もあり、何度も楽しめる仕掛けもあります。また、TELASA版では“素”の板垣くんも結構出ているので、地上波版の“クールな板垣くん”、TELASA版では“可愛い板垣くん”が見られますね(笑い)!
板垣さん ありがとうございます(笑い)。たくさん笑えるドラマにもなっているので、年明け早々、いっぱい笑って、良い気持ちで新年を過ごしてほしいです!