南沙良:映画「この子は邪悪」で主演 暗い過去を持つシリアスな女子高生役

映画「この子は邪悪」で主演を務める南沙良さん (C)2022「この子は邪悪」製作委員会
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映画「この子は邪悪」で主演を務める南沙良さん (C)2022「この子は邪悪」製作委員会

 女優の南沙良さんが、2022年に公開される映画「この子は邪悪」(片岡翔監督)で主演を務めることが1月17日、明らかになった。昨年4月期の連続ドラマ「ドラゴン桜」(TBS系)では、天真らんまんな明るい女子高生を演じて話題になったが、今作では一転、暗い過去を持つシリアスな役柄に挑戦する。南さんは「過去につらい経験があり、暗いものを抱えている難しい役でしたが、とても温かい現場でリラックスしてお芝居をすることができました」と語っている。

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 南さんは、かつて一家で大きな交通事故に遭ったことで心に深い傷を抱える女子高生の主人公・窪花(くぼ・はな)を演じる。人気グループ「なにわ男子」の大西流星さん、女優の桜井ユキさん、俳優の玉木宏さんの出演も発表。大西さんは花と出会い心を通わせていく高校生・四井純(よつい・じゅん)、桜井さんは花の母・窪繭子(くぼ・まゆこ)、玉木さんは花の父・窪司朗(くぼ・しろう)をそれぞれ演じる。

 「この子は邪悪」は片岡監督が脚本も手掛けた。心理療法室院長・窪司朗(玉木さん)の娘である花(南さん)は、かつて一家で交通事故に遭い、司朗は足に後遺症が残り、母・繭子(桜井さん)は植物状態に、妹は顔に重度のやけどを負う。心に深い傷を抱える花のもとに、母の心神喪失の原因を探る高校生・四井純(大西さん)が訪れる。花は、純と次第に心を通わせるが、ある日突然、司朗が5年間の植物状態から目を覚ました母を連れて家に帰ってくる。司朗は「奇跡が起きた」と久しぶりの家族だんらんを喜ぶが、花は「この人、お母さんじゃない」と違和感を覚える……というストーリー。

 南さんは、初共演の大西さんについて「お芝居の合間に台本を確認していたり、とても真面目な印象が残っています」とコメント。今作については「初めて挑戦させていただくテイストの作品だったので少し緊張していましたが、監督とお話を重ねながら丁寧にお芝居をさせていただきました。お芝居をしている中で、この物語の不思議な世界観に私自身引き込まれる瞬間が何度かありました。家族の形というものが複雑化していく中で、『愛』の形を考えることのできる作品だと思いますので、皆様ぜひご覧ください」と呼び掛けた。

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