世界!ニッポン行きたい人応援団:スピンオフは“ニッポンのあるもの”が好きすぎる外国人 「シェンムー」にどハマりしたオランダ人も

「世界!ニッポン行きたい人応援団」のスピンオフ(C)テレビ東京
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「世界!ニッポン行きたい人応援団」のスピンオフ(C)テレビ東京

 話題のバラエティー番組のスピンオフ作品が動画配信サービスのParaviで独占配信中。今回は、「世界!ニッポン行きたい人応援団」を手がけているテレビ東京の森本泰介プロデューサーに、本編やスピンオフの魅力などを語ってもらいました。

ウナギノボリ

 --人気を博している本編ですが、番組の見どころ、特徴をご説明ください。

 “ニッポンのあるもの”を愛してやまない外国人の日本での体験を通じて、日本の“素晴らしさ”や日本人も“知らない”ことを再発見できるところ。また、その体験をしている外国人の方々の目がキラキラしていて、純粋に喜んだり、感動したりしていて「応援したくなる」ところが番組の見どころです。

 --本編を作る上で気をつけている、心がけていることや、苦労していることをお教えください。

 ニッポンにご招待する外国人のキャラと、愛してやまないものへの“愛情度”。日本がどれだけ好きなのか、その思いや熱意を最大限引き出すように気をつけています。

 さらに、ニッポンへのご招待発表、お世話になった日本の方との別れ、の部分はリアルな感情がわかる一番の見せどころなので、どう描くか、毎回試行錯誤しています(番組側が涙を流させよう、感動させようとしても、できないものなので……)。

 ちなみに、苦労している点としては、2年以上に及ぶコロナ禍で海外との行き来ができないので、なかなかニッポンに新たにご招待することができないところ。日本に行きたいと願う「ご招待待ち」の外国人が世界にはたくさんいます…笑。

 --本編がここまで愛されている理由についてご自身の考えをお聞かせください。

 日本人でも知らない伝統や文化を外国人目線で知ることができることと、共通のものを通じて生まれる外国人と日本人との絆、このあたりが番組を見ることで知れるので視聴者に愛されている理由かと……。

 取材した外国人、受け入れた日本人が絆を結び、お互いに感動するのはもちろんのこと、視聴者にもその感動が画面を通して伝わるからではないでしょうか。

 --今回のスピンオフの内容をお教えください。

 “ニッポンのあるもの”が好きすぎるあまり、日本に“住んじゃった”外国人の方を取材し、そのマニアックな生活ぶりに密着する内容。

 今回は、ニッポン発の“バーベル”にどハマりしちゃったギリシャ人、ニッポンの“プロレス”にどハマりして突然来日しちゃったチリ人、ニッポンのゲームソフト「シェンムー」にどハマりし身も心もゲームの主人公になりきるオランダ人が登場。

 異国の地・日本で頑張る3名の外国人、「ちょっと応援したくなる」内容です。

 --今回スピンオフが決まってやりたかったこと、スピンオフだからあえてやったことはありましたか? もしあれば具体的にお教えください。

 本編では割と、伝統・文化に行きがちですが、スピンオフだからこそ少しマニアックな、ニッチな分野で頑張る外国人に密着したいと思いました。

 また、本編でもたまに取り上げますが、“ニッポンのあるもの”が好きすぎて日本に住んでしまった外国人もたくさんいます。そのような方の熱意ある生活ぶりを見たいと思い、今回スピンオフの企画として決めました。

 --スピンオフならではのメリット、逆に苦労があればお教えください。

 普段の本編では、海外からご招待して、日本人の元にお世話になり体験しにいくのですが、日本在住でしかもその分野である程度一人前に活動している外国人に密着するということで日本人との絆を描くのがなかなか難しかった。逆に、その外国人のスゴさやマニアックさがわかり、スピンオフならではのメリットだったように思う。

 --視聴者に向けて見どころやメッセージをお願いします。

 「なんでこんなものを!?」と日本人でもあまり知らない…と思うような物事にどハマりし、そのままニッポンに住む決意までした外国人の“熱意”や“本気度”が見られるのがこの番組のみどころ。

 日本人以上にそのものに詳しく、改めて“日本にはこんな素晴らしいものが!?”とニッポンを再発見できる番組です。

 テレビ東京 森本泰介

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