迫田孝也：「真犯人フラグ」「鎌倉殿の13人」「マイファミリー」で大注目　「“日曜の男”っぷり、増しています！」

　二宮和也さんが主演を務める連続ドラマ「マイファミリー」（TBS系、日曜午後9時）に出演中の俳優の迫田孝也さん。現在放送中のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では源範頼を演じ、3月まで日曜日に放送された連続ドラマ「真犯人フラグ」（日本テレビ系）では“真犯人”の最有力候補にもなった日野渉も演じており、日曜日放送の作品が続いている。SNSでは、「日曜日はもう迫田さんのもの」といった声が飛び出すなど、“日曜の男”として注目を集める迫田さんに、今の思いを聞いた。

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　「マイファミリー」は、連続ドラマ「グランメゾン東京」（同局系）などで知られる脚本家・黒岩勉さんのオリジナル作品。ゲーム会社「ハルカナ・オンライン・ゲームズ」社長・温人（二宮さん）と、妻の未知留（多部未華子さん）が、誘拐された小学生の娘・友果（大島美優さん）を救うために警察の力を借りることなく奮闘し、第3話（4月24日放送）で友果の誘拐事件が完結。第4話（5月1日放送）からは新章に突入し、新たな誘拐事件が発生した。

　迫田さんといえば、数々の作品に出演し、存在感を示している名バイプレーヤー。「鎌倉殿の13人」や「真犯人フラグ」のほかにも、2021年に日曜劇場で放送された連続ドラマ「天国と地獄 ～サイコな2人～」では連続殺人犯役、その次の日曜劇場の「ドラゴン桜」でもモンスターペアレントを演じるなど、日曜放送の作品に立て続けに出演。

　“日曜の男”と注目をされることについて、「ありがとうございます！　ここ数カ月で“日曜の男”っぷりが増しています！」と喜びを語った迫田さん。「真犯人フラグ、大河ドラマ、マイファミリー。この3作品で作られたイメージが大きいと思います」と分析しながら、「あれも日曜日だった、これも日曜日だった、というのがあとからついてきて。僕も自分で使っちゃったりしています（笑い）」と笑顔を見せる。

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　「マイファミリー」で迫田さんが演じるのは、神奈川県警捜査一課管理官・警視、日下部七彦。キャリア組のエリートではあるが、思い描いていた出世街道からはやや遅れている感は否めず、葛城圭史（玉木宏さん）への対抗意識が強く、対立することも……という役どころだ。

　部下役の玉木さんとは、撮影の合間に和気あいあいとおしゃべりをしているというが、ある“悩み”があるのだという。「玉木さんはすごくかっこよくて、貫禄がある。ひと言しゃべると重低音ボイスできかせてくる（笑い）。僕は立場的に上だからその貫禄を見せたいのですが、彼相手にいかにマウントをとっていくか……。ちょっと気を抜いたら僕の方が下に見えてしまうというのが悩み」と話す。

　これまでに登場した日下部のシーンでは、ガムを食べていたり、飴をなめていたり、何かを食べていることが多かった。「管理官として一番しっかりしていないといけないのですが……ものを食べながらということで、視聴者の方がちょっとゆるめられるシーンとしての役割があるのかなと解釈しています」と話す。

　そんなちょっと抜けている雰囲気も作ることができる日下部を、「『マイファミリー』では貴重な存在」と表現した迫田さん。実は、撮影現場に行くまでは、何を口にするかは分からないといい、「真面目にセリフを入れていっていたとしても、『今日はお弁当を食べながらお願いします』とか言われて。頭がいっぱいいっぱいになります（笑い）」と裏側を明かす。

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　今クールでは、人気グループ「Hey！ Say！ JUMP」の山田涼介さんが主演を務める連続ドラマ「俺の可愛いはもうすぐ消費期限！？」（テレビ朝日系、土曜午後11時半）にも出演する迫田さん。

　「主演の方は、作品まるごとを背負うからプレッシャーもあるだろうし、お芝居の悩みでない部分の苦悩もいっぱいあると思う。でも、そういったものを感じさせないぐらいの説得力のある芝居、現場での立ち居振る舞いで、僕たちが教わることもすごく多い。見ていて普通に尊敬できると思います」と、二宮さん、山田さんの印象を語っていた。

　最後に、「マイファミリー」の視聴者に向けて、「一番の謎である誘拐事件がなぜ起きたのか。これから話が進むごとに明らかになっていくので、犯人の予想も楽しめる部分だと思います」と話した迫田さん。

　「それに伴って、警察サイドで言うならば、今までのシーンの中で日下部と葛城のちょっとした対立が描かれていると思う。警察が団結して事件解決に向かって進んでいくのか。それとも、まとまらずぶつかり合いが描かれていくのかというところも見てもらいたいですね」と呼びかけた。