ドラゴンボールDAIMA
第11話 デンセツ
12月23日(月)放送分
女優のオードリー・ヘプバーンさん主演の名作映画「ローマの休日」(ウィリアム・ワイラー監督、1953年)のデジタルリマスター版が、日本テレビの映画枠「金曜ロードショー」で5月13日午後9時に放送される。「ローマの休日」が同枠で放送されるのは約18年ぶり。日本語吹き替え版で、アン王女(ヘプバーンさん)を演じる早見沙織さんは、役作りについて「ずっと考えて考えて、考えすぎて分からなくなるところまで一度行きました」と話している。
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マネジャーさんからははじめ、タイトルを聞かずに「劇場版の吹き替えがある」とだけ聞いていて、その後さらっと「『ローマの休日』をやる」と言われ、それを聞いた瞬間、心拍数が上がり、手に汗握って、全身の温度が上がるかのような何とも言えないドキドキと緊張感に包まれました。
改めてこの作品を見て、時代関係なく世界観に一気に引き込まれる引力を持った作品だと感じました。白黒という世界の中でも、みずみずしさ、麗しさを保っていて、夢見るような出来事が次々と起こり、切なさもありつつ、とても魅力的です。とはいえ、たった一日の出来事で、「人生を変える一日もあるんだな」と思わせてくれるすてきな作品だと思います。
ずっと考えて考えて、考えすぎて分からなくなるところまで一度行きました(苦笑い)。声優というお仕事を認知したきっかけがオードリー・ヘプバーンの作品で、(その時見た)池田昌子さんのイメージが自分の中にずっとあったのですが、それを踏まえて、けれども意識しすぎずに、そこからどうやっていくのかと……。まずは冒頭の王女として振る舞うシーンから、外では見せない普段のおてんばな姿のシーンへの切り替えをうまくできたらと思っていました。
ただ最終的には現場でディレクターさんの指示をいただきながらスタッフの皆さんと共に作り上げていけたらと思っていました。(担当した)安江ディレクターにはずっとお世話になっていて、王女のところは「もっと威厳を持って」とか、違うところは「違う」と言っていただけたので、信頼してアフレコに臨めました。
王女としての冒頭のシーンからベッドルームのシーンに切り替わる時に、どれくらい変えるかで苦労しました。ベッドルームではダダをこねたり号泣したりと外では見せないおてんばなキャラクターになるので。あと、真実の口のシーンは、二人のせりふが流れるように進んでいくシーンで、吹き替えを意識しすぎるとずれていってしまうので大変でした。(先にジョー・ブラッドレー役の浪川大輔さんの声をとってから)一人でとっただけに、緊張感もあり難しかったです。
後半の、二人が追手から逃げるところから、お別れ、再会までの一連は全て好きです! あとは、ジョーとアービングのカフェでのコミカルなやり取りは、ベタですけど大好きです(笑い)。
最後の方で、「今回のご旅行で一番お気に召した都市はどちらですか?」という記者の質問に答えるアン王女のセリフ「ローマです。なんと申しましてもローマです。この地での、素晴らしい思い出は生涯忘れることはありません」。たった一日だけど人生で忘れられないロマンあふれるすてきな一日もあるんだな……という。このシーンのアンの雰囲気が可愛らしくてキュンとします。
格好よく渋い声で、「あっ、ジョーだ!」と自然に認識できました。ポツリと言う短いせりふでも、導いてくれるような感じがあって、とてもすてきでした!
18年ぶりに金曜ロードショーで放送されるということで、私自身、作品の一ファンとして放送されること自体うれしく思ってます。まさかアン王女の役として私が携わることができるとは、本当に言葉で言い表せないくらい光栄です! こうして話しているだけで、心拍数が上がり、緊張感が走ります……。作品の中のアンの魅力、すてきなところを少しでもお伝えできるよう努めましたので、これを見てすてきな休日を過ごしていただけたらと思います。休日と言いつつ金曜日ですが(笑い)。
「ローマの休日」は、とある国の王女アンと新聞記者のジョーの恋模様を描く不朽の名作。日本では1954年に公開された。同作で映画初主演を務めたヘプバーンさんはアカデミー賞で主演女優賞を獲得。脚本賞、衣装デザイン賞も受賞し、世界的に大ヒットした。
金曜ロードーショーでは、新たな吹き替え版が放送される。早見さん、浪川さんのほか、関智一さんがカメラマンのアービング・ラドビッチ役(エディ・アルバートさん)、関俊彦さんが美容師のマリオ役(パオロ・カルリーニさん)、茶風林さんがヘネシー支局長役(ハートリー・パワーさん)、すずき紀子さんが伯爵夫人役(マーガレット・ローリングスさん)をそれぞれ担当する。
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