堀田茜:実は素に近い? 「インビジブル」で勝ち気でサバサバした刑事役「すごく楽しい」

連続ドラマ「インビジブル」に出演する女優の堀田茜さん(C)TBS
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連続ドラマ「インビジブル」に出演する女優の堀田茜さん(C)TBS

 俳優の高橋一生さんが主演を務める連続ドラマ「インビジブル」(TBS系、金曜午後10時)に出演中の女優の堀田茜さん。ドラマは、オリジナルの犯罪エンターテインメントで、堀田さんは男勝りな性格の捜査一課の刑事・五十嵐夏樹を演じている。「男社会に生きるかっこいい役というのは演じていてすごく楽しい。こういった役柄も演じる機会が増えたらうれしいな」という堀田さんに、夏樹の印象や撮影現場でのエピソードを聞いた。

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 本作は、ドラマ「ROOKIES」(2008年)や「南極大陸」(2011年)などを手がけた、いずみ吉紘さん脚本のオリジナルドラマ。あらゆる凶悪犯罪者たちの取引を仲介する犯罪コーディネーター「インビジブル」のキリコ(柴咲コウさん)が突如、未解決事件や凶悪犯罪者の情報を提供し、犯人逮捕に協力すると、警察に申し出る。その条件は、捜査一課から左遷された高橋さん演じる刑事・志村貴文(しむら・たかふみ)を担当にすることだった……というストーリー。

 台本を読んだ感想について、「展開が早いのと同時に、それぞれの登場人物がすごく魅力的に描かれていてすてきだなと感じました」と振り返った堀田さん。勝ち気でサバサバしている夏樹の性格は、普段の堀田さんと変わらないといい、初の刑事役については「男社会で生きるかっこいい女性を演じたい」と考え、撮影に挑んだ。

 「最近始めたキックボクシングでは、自分の中の“野生の部分”が目覚めるというか(笑い)、すごくアグレッシブな気持ちになれるので、回数を増やしました。あとは、眉毛はいつも髪の毛と一緒に染めていたのですが、今回はあえて染めずにいて。野暮ったい感じが出るといいかなと思ってトライしました」と役作りを明かす。

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 堀田さん演じる夏樹は、志村のことを慕っていて、キャリア監察官の猿渡(桐谷健太さん)派の磯ヶ谷(有岡大貴さん)とは度々衝突するという役どころだ。高橋さんの印象を聞くと、「一つのシーンでも役に向き合って、動きから話し合いながら作っていく姿が印象的で。刺激を受けながら撮影させてもらっています」と話す。

 有岡さんについては、「テレビで見るキャラクターと変わらなくて。飾らず、誰にでもフランクに話しかけて場を盛り上げてくださって。ちょっと天然な部分が垣間見えます(笑い)」と話す。撮影現場では、緊迫感のあるシーンは緊迫感を大切にしながら、空き時間は皆で和気あいあいと話をしているという。

 「これまでは女性らしい役が多かったので、今までとは違うキャラクターで新鮮、と言ってもらえていて」と放送後の反響を語った堀田さん。「実は、こういうキャラクターの方が楽というか(笑い)。座り方にしても足を閉じなくて良いし、立ち方も女性らしく上品に、と気にしなくてもいいので、素の自分に近い感覚で演じることができています」と話す。

 一方で、モデルとしても活躍する堀田さんは、「雑誌の撮影でスカートをはいたら、足を閉じて上品に、という見せ方をすることが多いのですが、いつもより足が閉じなくなっちゃったり……座り方が雑になってしまったことも」と明かしていた。

 5月13日放送の第5話について、「最後に衝撃の展開が起こります。とくに見逃せない話だと思います」と予告した堀田さん。視聴者に向けて、「夏樹は、志村さんに振り回されながらも、若手なりに足を使って捜査しています。志村さんを見て、どんどん成長していきたいなと思いますし、磯ヶ谷にも刺激を受けながら成長していく姿も楽しみにしていただければ」と呼びかけた。

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