女優の本田翼さんが5月16日、東京都内で行われた2部作の映画「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成」(曽利文彦監督、5月20日、6月24日公開)の舞台あいさつ付き完成披露試写会に人気グループ「Hey! Say! JUMP」の山田涼介さんらと登場。荒川弘さんの人気マンガを実写化した映画の新作で、登壇者はそれぞれ演じている役のイメージを取り入れた服装で登場。本田さんは左肩を出したトップスにゆったりしたパンツという、ウィンリィ・ロックベル風のファッション。一方、黒ジャケットに赤のハンカチーフ姿という一見普通のいでたちのエドワード・エルリック役の山田さんは、「本田さんがこんなにガチでウィンリィに寄せてくるとは思っていなくて……」と慌てて弁解し、笑いを誘っていた。
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今日のファッションのポイントは“現代版ウィンリィ”という本田さんは、山田さんら共演者の服装について、「みんなが思ったより普通だなって、びっくりしました」と苦笑い。自身について「浮いてますよね、もう」と自虐的にコメントしつつ、「エドは、どのへんがエドですか? 赤いマントなどは? ブーツとかは?」と山田さんを質問攻めにする場面もあった。
舞台あいさつでは、山田さんがオファーを受けた当時を振り返り、「『自分でいいのかな』という不安もあったはあったんですけど、僕がこれを断ったら、他の誰かがエドをやるとなるとやっぱり悔しいので、前作からエドをやらせていただきました」と回顧。また、サプライズで原作者の荒川弘さんからのメッセージが紹介され、「ますます演技の感情の幅が豊かになって、とても魅力的な主人公になっていました」と絶賛された山田さんは、「ありがたいですね」と喜び、「今年はなんといっても『ハガレン』生誕20周年なので、記念すべき年に実写映画を公開できることをすごくうれしく思っています」と思いを明かした。
舞台あいさつには本郷奏多さん、渡邊圭祐さん、栗山千明さんも出席した。
「鋼の錬金術師」は、2001~10年に「月刊少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)で連載された、荒川さんの人気マンガ。錬金術が科学のように発達した世界を舞台に、エドとアルの兄弟が、失った体を取り戻すため「賢者の石」を探す旅に出る……というストーリー。アニメ化もされ人気を博した。2017年には1作目の実写映画が公開された。
新作は、マンガ「鋼の錬金術師」の連載20周年を記念した新プロジェクトとして公開される。2部作の前編となる「復讐者スカー」は、原作でも人気のキャラクターである“傷の男(スカー)”を中心としたストーリー。かつて国軍によって滅ぼされたイシュヴァールの民の復讐(ふくしゅう)のために、すべての国家錬金術師の抹殺を誓うスカーが、エドと相対することになる。後編「最後の錬成」は、“お父様”との戦い、その後のエドとアル、仲間たちの物語が展開し、原作の最終話までを描く。
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