輪るピングドラム：幻のアイドルユニット「トリプルH」　10年ぶり新曲リリース

　「少女革命ウテナ」などで知られる幾原邦彦監督のオリジナルアニメ「輪（まわ）るピングドラム」に登場する幻のアイドルユニット「トリプルH」の約10年ぶりとなる新曲がリリースされた。

ウナギノボリ

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　トリプルHは、高倉陽毬、歌田光莉、伊空ヒバリによって“結成されなかった”幻のアイドルユニット。1980年代を中心に活躍したロックバンド「ARB（エーアールビー）」の楽曲を、劇中音楽も担当する橋本由香利さんの大胆なアレンジでカバーし、2012年のテレビアニメ放送当時に発売されたキャラクターソングアルバム「HHH」が異例のヒットとなった。

　劇場版「RE：cycle of the PENGUINDRUM」の楽曲を収録したCD「劇場版『RE：cycle of the PENGUINDRUM』MUSIC COLLECTION」（7月20日発売）にトリプルHの新曲が収録されることになり、新曲がApple Music、Spotifyほかで先行配信された。新キャラクターのプリンチュペンギンが参加した「ROCK OVER JAPAN ?トリプルH featuring プリンチュペンギン-」のほか「YELLOW BLOOD」「ファクトリー」の全3曲。

　「輪るピングドラム」は、2011年に放送された幾原監督のオリジナルアニメ。病気で余命わずかの妹を助けるため、2人の兄が「ピングドラムを探せ」という謎のメッセージを受けて奔走する。劇場版は、テレビアニメ全24話を再構築し、完全新作パートを追加する。前後編で、前編が4月29日に公開された。後編が7月22日に公開される。