雨を告げる漂流団地：追加キャストに島田敏、水樹奈々　サバイバル生活描く特報も　スタジオコロリドの劇場版アニメ

　アニメ「ペンギン・ハイウェイ」などで知られるスタジオコロリドの長編劇場版アニメ「雨を告げる漂流団地」（石田祐康監督、9月16日公開）に声優として島田敏さん、水樹奈々さんが出演することが6月3日、分かった。島田さんは、小学生の航祐の祖父・熊谷安次、水樹さんは、小学生の夏芽の母・兎内里子をそれぞれ演じる。

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　特報第3弾も公開され、突然大海原を漂流する団地に取り残された航祐や夏芽ら6人の小学生と、謎の少年・のっぽたちが力を合わせてサバイバル生活に奮闘する姿が描かれている。幼いころは姉弟のように仲良く団地で育った航祐と夏芽の過去のシーンも収録されている。

　島田さんは「台本をいただきリハーサル映像を見た時、まず作画の素晴らしさに圧倒されました。『躍動感』『圧巻のスケール』『緻密さ』『アングル』等々、漂流して行く団地を含め、流されながらの巨大建造物の動きに驚きました。ストーリーもハラハラドキドキの連続でした。さりげなく流れゆく平穏だけれどかけがえのない日常のシーンになればと航祐の祖父、熊谷安治役を演じさせていただきました。コロナ禍で収録は別々になりましたが、どんな素晴らしい作品が出来上がったのか、（公開日の）9月16日を本当に心待ちにしております。たくさんの方にご覧いただけたらと願っております！」とコメント。

　水樹さんは「夏芽の母、里子を演じさせていただきました！　家族や友達、大切な人にだからこそ、真っすぐに思いをぶつけ合う難しさと、素晴らしさを改めて感じる作品です。漂流団地での冒険を通じて解き放たれる、夏芽たちの痛いくらい純粋な思いを存分に味わってください！」と話している。

　同作は、小学6年生の幼なじみ、航祐と夏芽、その仲間たちが取り壊し前の団地に入り込んだことから始まるひと夏の冒険を描く。少年少女を乗せた団地が大海原を漂流することになる。「ペンギン・ハイウェイ」「泣きたい私は猫をかぶる」に続くスタジオコロリドの長編劇場版アニメ第3弾で、「ペンギン・ハイウェイ」の石田さんが監督を務める。

　田村睦心さんが小学6年生の航祐役、瀬戸麻沙美さんが夏芽役でダブル主演を務めるほか、声優として村瀬歩さん、山下大輝さん、小林由美子さん、水瀬いのりさん、花澤香菜さんが出演する。9月16日からNetflixでも配信される。