俳優の小栗旬さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)第25回「天が望んだ男」が6月26日に放送され、終盤、大泉洋さん演じる源頼朝が、意識が遠のくように馬から落ちる様子が描かれた。
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第25回では、その死を異常に恐れるようになった頼朝は、異母弟の全成(新納慎也さん)からの「久しぶりの者との対面を控える」「昔を振り返り、人に先を託すのはご法度」「仏事神事は欠かさない」などの助言を過剰に守ろうとし、周囲を困惑させる。
だが、同回の終盤では、落ち着きを取り戻し、義時(小栗さん)の前で、「人の命は定められたもの。あらがってどうする。甘んじて受け入れようではないか。受け入れた上で、好きに生きる。神仏にすがっておびえて過ごすのは時の無駄じゃ」と考えを明かし、「神や仏には聞かせられぬ話だがのお」と冗談めかしてみせる。
御所へと戻る道中、安達盛長(野添義弘さん)が引く馬の上で、全成によって禁じられていた“昔を振り返ろう”としたところ、頼朝は右手にしびれを感じ、手綱から手を離して、“鈴の音”を合図に馬から地面へと落ちてしまう。その鈴の音は方々に届き……。
SNSでは、落馬の原因について、「脳卒中?」「脳溢血…という名の呪い?」「ストレスですか?」「手に力が入らなくなった感じ? 脳梗塞の類なのかな」などと視聴者は推測。「落馬をこういうふうに描くかー」「卒中で落馬っていう説採用なのね」「亡くなるときは鈴が鳴るのね、覚えとこー」「虫の知らせならぬ、鈴の知らせ」「頼朝死因ダービー、まだわからんな」「こんな穏やかに終わらせるの、三谷幸喜っぽいね」と、頼朝の生死を含めて、さまざまな感想が書き込まれた。
「鎌倉殿の13人」は61作目の大河ドラマ。脚本は、2004年の「新選組!」、2016年の「真田丸」に続き3度目の大河ドラマ執筆となる三谷幸喜さんで、後の鎌倉幕府の二代執権・北条義時が主人公。野心とは無縁だった若者が、いかにして武家の頂点に上り詰めたのかを描く。
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