ぼくらのよあけ:劇場版アニメが10月公開 杉咲花が主人公の悠真に 悠木碧がロボットのナナコ役 佐藤大が脚本

劇場版アニメ「ぼくらのよあけ」のティザービジュアル第2弾(C)今井哲也・講談社/2022「ぼくらのよあけ」製作委員会
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劇場版アニメ「ぼくらのよあけ」のティザービジュアル第2弾(C)今井哲也・講談社/2022「ぼくらのよあけ」製作委員会

 マンガ「アリスと蔵六」などの今井哲也さんのSFジュブナイルマンガが原作の劇場版アニメ「ぼくらのよあけ」が10月に公開されることが7月5日、分かった。女優の杉咲花さんが、主人公で宇宙とロボットが大好きな少年・沢渡悠真の声優を務めることも発表された。悠木碧さんが人工知能搭載の家庭用ロボット・ナナコを演じる。悠真とナナコが描かれ、「団地発、宇宙行き」というコピーが添えられたティザービジュアル第2弾が公開された。

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 アニメのスタッフも発表され、「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズで演出を担当した黒川智之さんが監督を務め、「交響詩篇エウレカセブン」などの佐藤大さんが脚本を手がける。「LISTENERS リスナーズ」などのpomodorosaさんがキャラクター原案・コンセプトデザイン、「はたらく細胞」などの吉田隆彦さんがキャラクターデザイン・総作画監督を担当し、NHK連続テレビ小説「わろてんか」、アニメ「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ」などの横山克さんが音楽を手がける。「ぐらんぶる」などのゼロジーがアニメを制作する。

 特報第2弾も公開され、悠真たちが宇宙から来たという“未知なる存在”に「私が宇宙に帰るのを手伝ってもらえないだろうか」と協力を依頼されるシーンが描かれた。

 杉咲さんは、出演オファーを受け「自分が価値を感じるものを信じ、守り、願い続ける悠真という人物を大切に演じなければと思うと緊張感がありました」と感じたといい、「アフレコスタジオという極めて静かな空間の中で、気持ちの変化を感じ取りながら演じることの難しさを改めて感じました。ですが、素晴らしい声優陣の皆様と同じ時間を共にさせていただけたことで、たくさんの発見と感動をいただいた特別な時間になりました」とアフレコを振り返った。

 「子供と大人のはざまでじだんだを踏む悠真たちにとっての大きな冒険、小さな一歩を見届けられる物語だと思います。はかない出会いや鮮やかなひとときに触れられた時、きっとあなたも、大切なものを抱きしめたくなるはずです」とメッセージを送った。

 悠木さんは「人ならざるものと人の織り成すお話が大好きなので、オーディションを受けた時からワクワクしていました。ナナコで合格したと連絡を受けた時は本当にうれしかったです! とにかくお話がすてきなので、収録の日がとっても楽しみでした!」とコメント。アフレコを「いわゆるロボット系の子を演じる時って、その子がどのくらい高度な文明で作られているかによって、ロボ度が変わるので、さじ加減を調節していきました。こんな未来があったらいいなぁと思ってもらえる雰囲気に仕上がったんじゃないかと思います!」と振り返った。

 「原作ファンの方も、今から知っていただく方も、きっと楽しんでいただける作品になっています! 人じゃないものたちが描かれるからこそ、人の人らしさが、いいところも悪いところもひっくるめて、描かれているので、劇場で、体温を感じてもらえたらうれしいです」と話している。

 「ぼくらのよあけ」は、2011年にマンガ誌「月刊アフタヌーン」(講談社)で連載されたマンガ。2049年を舞台に宇宙とロボットが大好きな主人公の少年が、宇宙から来たという“未知なる存在”に出会い、極秘ミッションに挑む姿を描く。

 ◇スタッフ(敬称略)

 監督:黒川智之▽脚本:佐藤大▽アニメーションキャラクター原案・コンセプトデザイン:pomodorosa▽アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督:吉田隆彦▽音楽:横山克▽アニメーション制作:ゼロジー

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